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カブス 藤川球児の納得いかない起用法

2014/9/16(火) 17:04配信

THE PAGE

カブス傘下の3Aアイオワ・カブスの本拠地プリンシパル・パークには、バックスクリーンがない。いや、ないことはないが、気持ち程度。代わりに、荘厳なアイオワ州会議事堂が背後にそびえる。4年に一度行われる米大統領選挙で、全米で最初に党員集会が行われる舞台として有名だが、そんな景観重視で球場が作られているため、打者にとってはボールが見にくくて仕方がないそうだ。

7月26日、復帰秒読みの藤川球児がそこにいた。26、27日に連投し、問題がなければ、30日にカブス合流というシナリオが描かれ、実際、連投に問題はなかった。27日の登板後、藤川はクラブハウスの狭い通路で、40分間も取材に応じたが、そのときに明るい表情でこう話している。

「リハビリが終ったので、一応。メニューの中では、今日で」

復帰に向けて、出来ることはすべてやった。27日の登板では、打者4人に投げて、ポテンヒットを許したのみ。試合後、納得のいくところまで来たのかと聞くと、「(マイナーでも)納得いかずに抑えられることはない」と間接的に手応えを口にしている。

ところが藤川は28日、アイオワ・カブスの次の遠征地であるニューオーリンズへ飛んだ。連投したため、2日間は投げられず、30日にカブスに合流するなら、ニューオーリンズへ行く必要がない。なぜか? 振り返れば、カブスの藤川に対する不可解な対応は、このときから始まっていた。藤川の急な復帰に備え、28、29日はシカゴで待機。一方で、藤川が30日にニューオーリンズで投げる可能性もあり、30日は、シカゴの空港でニューオーリンズ行きのチケットを持ったまま午前中いっぱい待った。

復帰はあるのか? 何度もカブスの広報に問い合わせると、「気をつけて」という連絡があった。彼らとしては公式にも、非公式にも発表は出来ない。しかし、短い言葉でニューオーリンズへ行ってもいい、この日、藤川がカブスに戻ることはない、ということを暗に匂わせたのだった。

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最終更新:2015/8/19(水) 4:27
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