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阪神が日ハムよりもソフトバンクとの対決を歓迎した3つの理由

2014/10/21(火) 11:00配信

THE PAGE

 巨人を“スイープ”で倒し先に日本シリーズ出場を決めていた阪神の対戦相手がパ・リーグのレギュラーシーズンの覇者であるソフトバンクに決まった。和田監督は、広報を通じて「熾烈な争いの中、シーズンも優勝を勝ち取ったし、ここぞの底力は素晴らしいものがあった。セ・リーグ代表として、チーム一丸となって全力で戦いたい」との談話を発表したが、ある球団首脳は、こんなことを言った。

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「日ハムにならずに良かった。ソフトバンクが大歓迎だよ」

短期決戦の相性は、レギュラーシーズンの成績とは比例しない。だが本来ならば優勝チームのソフトバンクより3位の日ハムの方がくみし易しと考えるのが、普通に思えるのだが、前述の球団首脳は、ソフトバンクとの対決を望んでいた理由をこう語る。

「2位の阪神と3位の日ハムの日本シリーズでは勝っても『これで本当の日本一か?』とケチがつく。CS制度のあり方を問う議論が起きても不思議ではないだろう。しかし、パ・リーグの覇者をうちが倒せば、そういう議論もおきないと思う。それにチームモチベーションが違ってくる。3位チームを相手には、チャレンジャー精神も持ちにくくなるから。うちは、まだ横綱相撲のできるチームではないよ」

 セ、パ共にCS制度が導入されてから、一度として両リーグのどちらかのペナントレース覇者が日本シリーズへ進まなかった例はない。2010年に千葉ロッテがシーズン3位からの“下克上”に成功しているが、相手は、セの覇者の中日だった。もし2位と3位チームの日本シリーズとでもなれば、CSのあり方や日本シリーズの価値観を問われることにもなりかねなかった。阪神首脳が、ソフトバンクの勝ち抜けに、ほっと胸をなでおろすのもわからぬではない。

チームモチベーションもそうだ。和田監督はファイナルステージを勝った後に「シリーズでも、チャレンジャー精神で暴れたい」と語ったが、相手がパの覇者だからこそ、チャレンジャーの立場で試合を迎えることができる。これが、相手が3位の日ハムならば、ファイナルステージで見違えるような決断力と積極性を見せた“和田采配”が、また鈍ってしまうという危険性もあった。

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最終更新:2016/2/22(月) 4:34
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