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日本サッカーのボーダレス化が生み出す課題

2014/10/22(水) 11:00配信

THE PAGE

ボーダレスの時代がやってきているのかもしれない。
ともに準々決勝で敗退してしまったが、9月に韓国・仁川で開催されたアジア大会に臨んだU‐21日本代表に鈴木武蔵(アルビレックス新潟)、10月にミャンマーで開催されたAFC・U‐19アジア選手権に臨んだU‐19日本代表にはオナイウ阿道(ジェフユナイテッド千葉)と、日本人と外国人の両親を持ち、日本で生まれ育ったFWが名前を連ねていた。

 20歳の鈴木はジャマイカ人の父親と日本人の母親との間に生まれ、出身地の群馬県太田市のFCおおたジュニアユースから桐生第一高校を経て2012年にアルビレックスへ加入。高校3年次に出場した全国高校選手権では大社高校(島根県)との初戦でハットトリックを達成するなど、スピードと身体能力の高さを生かして初出場だった母校をベスト8へと導いた。

 18歳のオナイウはナイジェリア人の父親と日本人の母親との間に生まれ、出身地の埼玉県神川町のFCコルージャから正智深谷高校を経て今シーズンからジェフへ加入。鈴木と同じく父親譲りの高い身体能力を武器として、高校3年次に出場したインターハイで母校をベスト4に導く原動力となり、大会優秀選手に選出されている。

 海の向こう側では、イギリス人と父親と日本人の母親の間に生まれ、トッテナム・ホットスパー傘下のユースチームで背番号10を託されている17歳のMFサイ・ゴダードが日本代表入りを希望すると表明。2020年を23歳で迎えるゴダードは、母親の母国で開催される東京オリンピックに臨むU‐23代表の中心選手として活躍する自身の姿を思い描いている。

 鈴木やオナイウ、そしてゴダードは二重国籍選手で、長く日本代表としてプレーしていくためには22歳までに日本国籍を選択することが法律で定められている。ワールドカップ・ブラジル大会の代表メンバーに名前を連ねたDF酒井高徳(シュツットガルト)のケースと同様で、日本人の父親とドイツ人の母親との間にニューヨークで生まれた関係から、酒井の場合は日米独の3か国の代表になる権利を有していた。

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最終更新:2016/2/12(金) 2:42
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