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亀田兄弟の試合はなぜ日本で放映されないのか?

2014/11/3(月) 2:00配信

THE PAGE

 これまで亀田3兄弟の試合の放映権は、TBSが持っていたが、亀田3兄弟が国内のボクサーライセンスを失うきっかけとなった昨年12月の亀田大毅のWBA、IBFの世界Sフライ級統一戦の放映を最後に亀田家の試合からは手を引いた。

 JBC(日本ボクシングコミッション)の関係者は、「我々がテレビ局側に『中継を控えて欲しい』などと言ったことはない。ライセンスを持たない選手の試合を放送することに対してのコンプライアンスと、社会的な影響を考えての自粛でしょう。ルール上、海外の試合そのものを止めることはできないが、本来は、国内のローカルコミッションがライセンスを許可していない選手が海外で試合をすることはいかがなものかとは考えている」という。

 TBSは、過去に亀田大毅が内藤大助との世界戦で反則行為を犯して1年間のライセンス停止問題などが起きた際にも視聴率を優先して放映を続けてきた。だが、昨年12月の試合では、対戦相手の計量失格の問題があったため「負ければIBF王座は空位」とオンエアで説明していたにもかかわらず、結果「負けても防衛」という中継とは逆の展開となって視聴者から抗議が届いた。この試合での混乱が原因となって、亀田ジムの会長、マネージャーのライセンス更新が認められず、3兄弟のボクサーライセンスも自動失効した。

 その試合を放映したTBSとしては、JBCから処分を受けている3兄弟の試合中継は、さすがに「視聴率を取れるから」では片付けられなくなり、正式な社としての方針をアナウンスしないまま放映打ち切りとなっている。ボクシング担当者が部署移動になるなど、最近ではニュース映像以外に亀田3兄弟を追うTBSのカメラも見られなくなっている。

 他局も亀田3兄弟の取り扱いについては、同じ考え方で、3兄弟がJBCのガイドラインに沿った他ジムへの移籍に成功して、国内ライセンスを取り戻すまでは、日本のお茶の間に亀田3兄弟の試合映像が届けられることは、まずないだろう。

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最終更新:2016/2/15(月) 3:07
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