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<プロボクシング>井上が王座を返上して、2階級上の11度防衛中の無敵王者へ挑戦

2014/11/6(木) 18:19配信

THE PAGE

 プロボクシングのWBC世界ライトフライ級王者の井上尚弥(21歳、大橋ジム)が、同王座を返上して、12月30日に東京体育館にて2階級上のWBO世界スーパーフライ級王者、オマール・ナルバエス(39歳、アルゼンチン)に挑戦することが6日、発表された。

 日本最速記録となる6戦目で世界ベルトを腰に巻いた井上だったが、9キロ弱に及ぶ減量が苦しく、試合中に足を痙攣させるなど同階級に留まることが難しくなっていた。V1後に、ひとつ上のフライ級、もしくは、2階級上のスーパーフライに絞って世界戦を探っていたが、WBO世界フライ級王座を16度、同スーパーフライ級王座を11度防衛中の軽量級で無敵とも言われているスーパーチャンピオンとの対戦話が舞い込んだ。

「2つ上が適正階級だと思うし、強い相手とやりたい」と井上が、大橋秀行会長にメールで対戦を志願する形で、今回のタイトル戦が実現した。

 ナルバエスは39歳となるベテランだが、アトランタ五輪、シドニー五輪と2度の五輪出場後に25歳でプロ転向。プロ12戦目の2002年にWBO世界フライ級王座を奪取して、これまで46戦43勝(23KO)1敗2分の戦績を誇る。唯一の1敗は、3年前にひとつ階級を上げ世界的な知名度のあるノニト・ドネアの持つWB0、WBC世界バンタム級王座に挑戦して判定で敗れたもの。ドネアの豪腕を封じたほどのガードを軸にした高いディフェンス技術が自慢で、怖いパンチはないが、ハンドスピードのある老獪なサウスポーテクニシャン。ノーモーションの左をジャブ代わりに使うなど、確実にポイントアウトをしていく『負けないボクシング』に徹すれば天下一品で、ほぼ12年間にわたってベルトを守り続けている。

 ハワイでリフレッシュ休暇を過ごして真っ黒に日焼けした井上は、「ガードが上手いので、そこをどうスピードで崩していくか。ボディがポイントだと思うし、腹で倒しますよ。何もさせないで自分のボクシングを貫きます。KOでスカッと勝てれば理想。2階級上になるが、減量のことを気にせずボクシングに専念できるのがうれしい。階級が上がることに不安はない」と、クールに言う。
 

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最終更新:2016/1/13(水) 3:40
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