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【動画】大阪・屋根が「コケ」の車話題に ── 正体はクリーニング店の「やぁね、こけちゃっかー」

2014/12/3(水) 12:16配信

THE PAGE

 大阪府岸和田市やその周辺で「屋根にコケが生えた車が走ってる」というSNSなどの反応を何度か見た。屋根にコケが生えた? と文字だけ見るとなにやら想像しがたいものだが、最近、在阪のテレビ局でその模様が放送何度か放送されるなどして話題を呼んでいる。この車を走らせるのは、同市内でクリーニング店を経営する泉原一弥さん(56)で、車には「やぁね、こけちゃっかー」という名前も付けられている。だが、泉原さんは過去に園芸高校で教べんをとっていた専門家でもあり、製作にはいろいろな思いが込められているという。

【動画】岸和田城近くで走る「やぁね、こけちゃっかー」

屋根にコケだから「やぁね、こけちゃっかー」

 泉原さんは、同市で「さくらや・いずはら集配専門クリーニング」を経営。同市のほか貝塚、泉大津両市や忠岡町なども業務範囲だという。

 「うちはクリーニング店といっても『集配専門』なので範囲は広めかもしれません」と泉原さん。毛皮や布団、じゅうたんから振り袖、革製品などを客から預かり、それぞれの専門分野のクリーニング業者に依頼。仕上がると、それをまた客に届けるという仕組みだ。

 その集配に使っている車が「やぁね、こけちゃっかー」だという。山で採取してきたスナゴケを、100円ショップで販売されているネコよけ道具を使って車の屋根に付ける。「こうすることで、夏なんかは車内が暑くならないんです。だからクーラーいらずで燃費も上がるんです」と泉原さん。

 また、わずからながら二酸化炭素を吸って酸素を出す。具体的に数値で表すのは難しいものの、この取り組みによってエコにもつながればという思いもあるという。

元園芸高の教員、地球温暖化防止への思いも

 そんな泉原さん、以前は大阪府立園芸高等学校の環境緑化科で教べんをとっており、現在も地球温暖化防止活動推進委員、岸和田市環境審議会メンバーとして活動する。

 教員退職後の平成8年に同店をオープン。経営も安定してきたころ、なにか自分でも温暖化防止などの活動ができないかと考え、この車の屋根にコケがある「やぁね、こけちゃっかー」を走らせることを思いつき製作したという。現在の車は2代目で、今年2月まで走らせていたものには、網を使って屋根にタネゴケを植えていたという。だが、現在の自然のスナゴケを植えることにより、よりボリュームアップをはかることに成功した。

 また、大阪府は人が緑を目にする「緑視率」があまり高くない。「こうした車を走らせれば、少しでも緑視率が上がるかな(笑)。小さなことかもしれませんが、温暖化防止につながれば。なんせこの車はわたしの『店』で、ずっと走っているものですから」と話す。

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最終更新:2014/12/3(水) 13:54
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