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FA中島、急転、オリックス入りが濃厚

2014/12/5(金) 1:00配信

THE PAGE

 アスレチックスからFAとなった中島裕之内野手(32)を巡って争奪戦が繰り広げられていたが、急転、オリックス入りが濃厚となった。西武の鈴木球団本部長は4日、中島の代理人サイドから断りの電話があったことを明らかにした。それを受けて、阪神が最有力候補として浮上すると見られていたが、阪神に対しても最後の条件提示を行って以降、一切、連絡が入ってきておらず、急転、一番最後に獲得に名乗りを挙げていたオリックス入りが濃厚となった。

 中島が敏腕代理人のスコット・ボラスと契約したことで争奪戦はマネーゲームと化していた。オリックスは、推定4年15億円という巨大契約を用意。4年10億円の西武、4年12億円を提示したと思われる阪神の2チームを条件面で大きく上回っていた。横浜DeNA、楽天、中日は、条件面で脱落、逆転の可能性があるとすれば阪神だけだったが、球団サイドは、さらなる上積みを拒否。結局、ボラスが求める条件に最も近いオファーをしたのがオリックスで過酷な争奪戦に生き残った様子だ。
 ボラス氏は、8日から始まるウインターミーティングで、メジャーからのオファーを含めた情報収集を行う考えを持っているが、極秘帰国した中島は、マイナー契約しか取れないのであれば、国内復帰を望んでおり、早ければ今月中旬にも「オリックス・中島」が誕生する可能性が高くなった。

 オリックスは、シーズンを通じて二塁のポジションを固定できずに、そのウイークポイントを埋めるため、当初、FA宣言した日ハムの大引啓次、ブルージェイズからFAとなった川崎宗則にターゲットを絞って獲得交渉を行ってきた。
 だが、大引はヤクルトへ、川崎はメジャーへの再挑戦の意向を示したために断念、まだ去就が決まっていなかった中島争奪戦に遅ればせながら参戦していた。勝率2厘差でリーグ優勝を逃したオリックスは、今オフに宮内オーナーの大号令の下、例年にない大型補強に乗り出している。その補強予算は、巨人、阪神、ソフトバンクにも負けないもので、すでに日本ハムからFA宣言した小谷野栄一の獲得に成功、広島を退団したバリントン、横浜DeNAを自由契約になったブランコの獲得も、ほぼ決定的で、FA宣言した金子千尋も残留の方向で進んでいる。そして、足りない最後の補強ピースを埋めるための切り札が、中島の獲得だった。

 中島は、メジャーに挑戦したこの2年は、度重なる故障とアメリカ野球への対応に苦しみ納得のいく結果を残せなかったが、コンディションさえ戻れば、その打率と長打力の両方を兼ね備えたバッティングは健在だと見られている。今シーズンは、マイナーで主に二塁を守っていて二塁手としての起用にも問題はない。また勝手を知ったパ・リーグで復帰できることも中島にとってはプラスに働くと考えられている。

最終更新:2016/2/12(金) 3:20
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