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受験生がマスクを着用したら合格率がアップするって本当?

2014/12/19(金) 7:00配信

THE PAGE

 インフルエンザの患者が16万人を超えるなど、本格的な風邪のシーズンが始まりました。街中ではマスクをしている人を多く見かけるようになりましたが、マスク着用についてユニ・チャームが面白い調査結果を発表しています。

 同社が2011年度~2013年度の3年間で大学受験を経験した受験生本人とその家族を対象に行った調査によると、受験当時にマスクを着用していた人の志望校への合格率は、着用していない人より高かったということです。マスクを着用していない人の合格率は69.4%でしたが、マスクを着用した人は74.6%になり、同社の「超立体マスク」を着用した人は、88.9%もの高い合格率になっています。同社では「受験当日を万全の態勢で迎えることで、実力を発揮できると多くの受験生が考えている」のではないかと分析しています。

 これはマスクという商品を開発している会社の調査ですから、多少割り引いて考える必要があると思われますが、マスクをしている人の合格率が高いという結果はあながちウソではないでしょう。

 マスクの効果については様々な意見があり、専門家の中には、本当に高い効果を得るためには、マスクを顔に密着させ、呼吸が苦しいくらいにする必要があると主張する人もいます。ただ、マスクを装着する人は、健康維持に対する意識が高く、うがいや手洗いなどを積極的に行っていると考えられます。

 日本ではあまり意識されていませんが、欧米では、インフルエンザは接触によって感染すると強く認識されています。電車の吊革やエレベータのボタン、コピー機など、不特定多数の人物が接触する部分からウイルスが手に付着し、これが鼻や口に入ることで感染するというメカニズムです。あるテレビ番組では、会社のオフィスで、人が気付かないうちに、何回、手を口や鼻に持って行くのかを計測するといった企画が放映されていました。

 手をよく洗う人は接触感染の確率が低いことが考えられますし、マスクをしていれば汚染された手を鼻や口に持っていく状況を防止することができます。マスクをする人の手洗いの頻度が高いのだとすると、相乗効果が発揮されているのかもしれません。

 マスクをした上で、手洗いを励行し、なおかつ不特定多数との接触をできるだけ少なくすれば、感染する確率を最小限にとどめることができるでしょう。大事な受験を控えている人などは、取り組んでみて損はないと思われます。しかしながら、無理をせず、十分な睡眠を取ることが最大の予防策であることに変わりはありません。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:2016/1/26(火) 3:06
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