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マクドナルド記者会見、背景と原因の論点まとめ

2015/1/7(水) 18:34配信

THE PAGE

 日本マクドナルドは7日、店舗で販売した商品に異物が混入していた問題で記者会見を開き、明らかになったいくつかのケースについて、背景や原因の説明を行いました。一部は原因が特定されましたが、はっきりしていないものも残っています。

 同社に対しては、昨年から異物が混入しているという指摘が相次いでいました。昨年8月に大阪府の店舗で販売したフライドポテトに人の歯が入っているとの苦情があり、同社が調査を行いました。その後も、青森県や東京都の店舗において「チキンマックナゲット」に異物が混入しているとの指摘があったほか、福島県の店舗ではデザートからプラスチック片が見つかっています。

 ポテトに人の歯が入っていたという指摘については、同社は調査の結果、人の歯であることを確認しました。しかし、該当する製品の製造工程や店舗の関係者で歯が抜けたという人がいないこと、基本的に製造工程ではマスクをしていることなどから、歯が混入することは考えにくいとしています。歯を分析した結果、フライされていないことを確認したそうですが、故意や嫌がらせという可能性も含めて、現時点において原因は不明のままです。同社ではマスク着用の再徹底などを行うことで再発を防ぎたいとしています。

 一方、ナゲットに青い異物が入っていた件については、製品の製造工程で混入した可能性があることを認めています。同社に食材を納入するサプライヤーとは、工場内で使用する素材について協議しており、万が一異物が入った際に発見しやすいよう青色の素材を使っているそうです。今回の異物が青色だったことから、工場内の素材が混入した可能性を否定できないとのことですが、現在、異物の詳細について分析を行っています。もう一つのケースでは、異物が白色だったため原因は不明とのことです。

 デザートにプラスチック片が混入していたケースについては、店舗内のアイスクリーム製造機の不備によって、アイスの冷え過ぎが発生し、固くなったアイスによって装置の部品が一部破損したことを確認しました。

 同社ではこれ以外にも、異物混入についてクレームが発生していることを認めていますが、具体的にどの程度の件数があるのかについては、各ケースの状況が様々だとして公表していません。

 今回、表面化した4つのケースについて同社の説明が正しいとすると、発生した背景や原因は様々ということになります。原因がはっきりしており、具体的な対策を取ることが可能なのは、デザートにプラスチック片が混入したケースのみです。原因がはっきりしないケースがあるというのは、消費者としては何とも不安なところです。

 こうしたファストフード店には、クレーマーも含めて様々な要求が寄せられます。一律にすべてのケースを公表できないという同社の主張も理解できないわけではありません。しかし、より積極的な情報公開があった方が、消費者が安心して利用できるということは間違いないでしょう。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:2016/2/5(金) 4:50
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