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安藤サクラ「愛情があれば素敵な現場です」 ── 映画「百円の恋」名古屋で舞台あいさつ

2015/1/13(火) 16:27配信

THE PAGE

 2014年の映画界を大いに盛り上げた女優、安藤サクラが11日、名古屋駅の映画館シネマスコーレ(名古屋市中村区)で、主演作「百円の恋」の舞台挨拶を行った。安藤サクラは2014年に公開された主演作「百円の恋」と「0.5ミリ」の2作品に対して、「2014年 第88回キネマ旬報ベスト・テン」主演女優賞を受賞したばかりだ。

武監督「安藤サクラとここにいられることが素晴らしい」

 監督の武正晴とともに登場した安藤サクラは、主に観客からの質問に答える形で約30分にわたってトークを行なった。芝居をするうえで大切にしていることとして、「映画はチームで作るものなので、その空間が大切。周りとのコミュニケーションを大切にしている。と言っても、仲良しならいいというわけでははく、厳しくてもみんなが同じものを見ていて、そこに愛情があれば素敵な現場です」とコメント。終始明るくリラックスしたムードで、観客との時間を楽しんだ。


 武監督は安藤サクラについて「2014年は、彼女と時間を共有できたことで僕も成長し、いろんなことを教えてもらった。本当にこの人がいてくれてよかった。主演女優賞受賞は、この映画を見てもらえば納得してもらえるはず」と絶賛。作品については「初めてシナリオを読んだとき、これを映画にして観客として見てみたいと思った。そこから何とかしたいと思い4年かかった」と、脚本の素晴らしさについてもふれた。

 同作品の脚本は、故・松田優作氏の志を受け継ぐクリエイターを発掘すべく2012年に新設された「第1回松田優作賞」を受賞している。

熱く痛いストーリーに魅了され、リピーターも

 「百円の恋」は、実家にひきこもっていた32歳の女・一子(安藤サクラ)が家を出て、うまくいかない日々と闘い、傷つきながらも新しい自分を見出していくストーリー。

 中年ボクサーとの恋をきっかけに、一子が始めるボクシングのシーンは大きな見どころのひとつで、練習していたジムの会長から「プロテストに受かる」と言われるまでになった安藤サクラの動きや、映画前半から後半への体型の変化は必見だ。一子の熱い闘いぶりに引き付けられる観客が多く、「もう一度見たい」とリピーターも増えている。舞台挨拶に訪れた観客も約半数がリピーターだった。

 同作品の主題歌は人気ロックバンド、クリープハイプが書き下ろした「百八円の恋」。映画にしっかりと寄り添った曲が、エンディングの盛り上がりをいっそう高めてくれる。

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最終更新:2015/1/13(火) 17:10
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