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山本昌が中日2軍で古田捕手教室をプロデュース

2015/2/6(金) 17:30配信

THE PAGE

 中日のレジェンド、山本昌投手(49)が6日、沖縄読谷村で行われている2軍キャンプで初のブルペン入りをした。だが、これは明日7日のピッチング練習スタートに備えての予習。
 この日は、昭和40年会の同期で、殿堂入りを果たしたばかりの元ヤクルトの古田敦也氏(49)が取材に訪れたが、事前に球団首脳のOKをとった上で若手キャッチャー陣への古田教室をプロデュースした。その古田氏からは「4、5勝して来季へつなげろ!」と檄を飛ばされていたが、2軍の監督やコーチよりも年上のレジェンドは、自分のことだけでなく若手の育成やチームへ財産を残すために何ができるかを考えている。
 

殿堂入りキャッチャーによる技術論

 レジェンドがレジェンドを呼んだ。
 今キャンプで初めてブルペンに入った山本昌は、マウンドの後ろから、キャッチャーを立たせてピッチングに毛の生えたようなものを始めた。明日の本格ピッチングスタートに備えての「ブルペンの景色を確かめるための予習」というものらしいが、山本昌は、それを終えると取材で訪れていた元ヤクルトの古田敦也氏を「ちょっと入って」とブルペン内へ呼び込んだ。

 若手キャッチャーの杉山翔太(24)、赤田龍一郎(27)、育成枠のルーキー、藤吉優(19)、そして2軍のバッテリーコーチの小川将俊バッテリーコーチ、、大塚晶文2軍投手コーチで輪を作って古田氏のキャッチャー教室が始まった。

 まずは、スローイング編。
「盗塁を阻止するためには、投手は1.3秒以内のクイック、キャッチャーは2.0秒以内で投げなければなりません。つまり1.9秒以下で捕ってからスローイングまでの動作を行わねばならないわけで、そのわずか0.1秒の壁を縮めるためには何をすべきかということなんです。強いボールを投げるか、早く動くしかない。たとえば、ちょっとミットを引いて受けただけで、0.1秒は遅れます。正確に投げれば、野手のタッチの時間を短縮できるでしょう。常に前へ前へ気持ちを向けておかねばならないし、その0.1秒ということを考えるだけで、努力の方向がぶれないはずなんですよ」

 プロ3年目の杉山からは、こんな質問が出た。
「ボールを持ち替えるのは、前がいいのですか、後ろがいいのですか」
 捕球してスローイングに移行するとき、どこでミットから右手にボールを持ち替えるのかというタイミングについての質問だ。

 古田氏は「それは人それぞれで考え方が違います」と断った上で持論を展開した。
「内野手も、打球を捕るというより、グローブに当てるという感覚で、前で持ち替えるほうが、スローイングが速くなるという人もいますが、僕はキャッチャーが前でボールを持ち替えるとボールを落とすなどのミスが起こりすいと思うんです。だから僕は両手でテイクバックのところまで持っていき、後ろで持ち替えます」
 古田氏が、そう答えると、杉山も納得した顔をしていた。

 

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最終更新:2016/2/16(火) 3:42
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