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オリ、金子の開幕は白紙?

2015/2/16(月) 10:00配信

THE PAGE

 昨年オフに右肘を手術したオリックスの金子千尋(31)が、調整のピッチをあげている。70から80メートルの遠投に続いて、受け手もトレーナーからブルペンコーチにスイッチ。徐々に本番モードへ移行しつつある。それでも本人は「低く投げるとまだ違和感が残っている」と不安を隠さない。

 昨秋のCS直後には、2015年の開幕投手指名をしていたはずの森脇監督も、ここにきてトーンダウン。THE PAGEの直撃取材に「肘のクリーニング手術の経過がどうか。開幕については、まだ決めていない。ここからのコンディションを見ながら決めていく」と現時点で「開幕・金子」は白紙であることを強調した。

 広島から新たにバリントン(35)が加わるなど、磐石となった先発ローテーションのスタッフを考えると、何も無理して金子の開幕にこだわる必要がないとも言える。代理開幕候補として西勇輝(25)の名前も挙がっている。

 森脇監督も「いずれにしろシーズンがスタートすれば、金子が中心であることは変わりがない」という考え方を示す。例え、金子の参戦が、1か月遅れ、2か月遅れとなっても、確実に計算の立つ投手なのだから、故障再発の危険性がなくなって、その後のローテーションをしっかりと守れるほうが、長い目で見ればチームとしてはプラスだ。昨季は、ソフトバンクとの最終決戦に敗れてリーグ優勝を逃しているだけに、終盤の優勝争いで戦力を整備しておかねばならないことの重要性を森脇監督も身をもって知っている。

 ただ、金子の開幕に対して森脇監督は、過去にギャンブルとも取れる起用をしたことがある。2013年にオープン戦登板のない金子を開幕投手に指名したのだ。その年の金子は、キャンプ途中で肘に違和感を覚え、ついにオープン戦で一度も投げなかった。オープン戦登板がないままの開幕抜擢は前代未聞だったが、その開幕のロッテ戦で金子に勝ち負けはつかなかったものの、8回を投げて被安打6、奪三振7、失点1の好投を演じた。
 結果的にそのシーズンは15勝8敗、防御率2.01で奪三振タイトルまで奪った。その過去に照らし合わせると、最終的に森脇監督が金子を開幕指名してもなんら不思議ではない。

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最終更新:2015/3/19(木) 2:42
THE PAGE