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日本の株価は高過ぎるのか? 理論的な株価はどれくらいか?

2015/2/18(水) 7:00配信

THE PAGE

 日経平均株価が7年7カ月ぶりに1万8000円台を回復しました。まだまだ上がるという強気の見方がある一方、高すぎるのではないかという声もあります。日本の株価はどの程度が適正水準なのでしょうか。

 株価は最終的に市場が決めますので、本当の意味での適正価格というものはありません。しかしある程度までなら、過去の経験則などから推定することは可能です。

 株価の適正水準を測る指標のひとつにPER(株価収益率)と呼ばれるものがあります。これは、株価を1株あたりの利益(EPS)で割って求められます。例えばある銘柄の株価が1000円、EPSが50円だとすると、PERは1000円÷50円で20倍ということになります。1年間で得られる利益の20倍の値段がついているわけですから、株価というのは、今後20年分の利益を先取りしているという意味になります。つまり株価は将来の利益を期待して形成されるのです。

 今の例は、ひとつの銘柄ですが、日本に上場しているすべての銘柄にこの考え方をあてはめれば、日本全体の株価水準を評価することができます(日経平均の場合は225銘柄)。

 2月16日時点での、日経平均採用銘柄のEPSは約1105円、株価は1万8004円なので、PERは16.3倍と計算されます。つまり現在の株式市場は、利益の期待値として今後16年分まで織り込んでいるわけです。PERの値は、市場の環境が変わればそれに合わせて変化していきます。例えば、これからどんどん好景気になり、企業の利益はうなぎ登りになると皆が考えれば、20年分、30年分の利益を織り込み、PERが20倍、30倍という数字になってもおかしくありません。一方、市場の環境が大きく変わらなければ、当分の間、今のPERが継続すると考えた方が自然でしょう。もしそうだとすると、来期以降のEPSが予想できれば、PERの数字をこれに当てはめ、理論的な株価を逆算できることになります。

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最終更新:2016/2/25(木) 2:50
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