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意外にも? 本を書店で買うのは10代という調査結果

2015/2/23(月) 7:00配信

THE PAGE

 書籍の購入にインターネットをよく使うのは中高年で、10代はリアルな店舗を好むというちょっと意外な調査結果が話題となっています。背景には何があるのでしょうか。

 この調査結果を発表したのは、日本通信販売協会です。同協会は昨年9月、全国の10代から60代までの1000人に対してアンケート調査を実施ました。過去1年間に本や雑誌を買ったと回答した715人のうち、ネット通販の利用率がもっとも高かったのは40代で58%、次に高かったのは50代で53%となりました。10代でネット通販を利用して本を買った人は少なく36%にとどまっています。

 一方、書店で本を買ったという人は、10代では何と83%に達しており、40代の68%、50代の63.8%を大きく上回っています。このデータには電子書籍は含まれていませんが、電子書籍を購入する人の割合はどの世代も10%程度ですので、全体的な傾向に変化はありません。

 10代のネット利用が少ないのは少々意外な感じもしますが、若年層を取り巻く環境を考えればそれほど不思議ではありません。10代は、学校の行き帰り以外にも、遊びを含めて様々な場所に出かけていきます。外出先で入った書店で本を購入する機会が多いのはある意味で当然のことです。一方、中高年は基本的に会社と家の往復ですから、書店に行く時間がないのかもしれません。

 また、クレジットカードの保有率の低さとも関係している可能性があります。10代は個人でカードを作ることが困難ですから、カードの保有率が他の世代とは大きく異なっています。10代でカードを持っているのは20%程度といわれていますが、20代の男性は74%、50代の男性は88%の保有率があります。プリペイド方式などのカードもありますが、あまり普及しているとはいえないでしょう。

 ただ、書店での購入が20代になると激減するわけではありません。書店で購入する人は20代でも78%に上っています。また書店で購入するのはライトノベルや雑誌の割合が高いという特徴があります。人気作家の最新刊や雑誌については見つけ次第書店で購入しているのでしょう。一方ネットでは、定期的に購入するコミックが多いという結果になっています。

 やはり、年齢が低いほど書店の利用が活発なのは、若年層の行動力や好奇心が大きく影響しているようです。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:2015/3/26(木) 2:45
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