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日本式調整法は、黒田、松坂をどう変える?

2015/2/24(火) 19:35配信

THE PAGE

 メジャーから凱旋帰国した広島の黒田博樹(40)とソフトバンクの松坂大輔(34)が、キャンプでは日本流に戻した手法で調整を進めている。

 明日、25日に復帰後初のフリー打撃登板を行う黒田は、この日、ブルペンには入らなかったが、「ボールの動きや打者の反応を確かめたい」と狙いを語った。今キャンプでは、3日目に78球を投げ込んだ。登板間隔がドジャース、ヤンキース時代の中4日から、日本では中5、中6日と開く分、球数も100球以上となり、8回、完投となる場合をも想定したコンディション作りだ。

「登板間隔が変わってくるので自分としては準備をしておかないといけない」

 一方の松坂もメジャー時代に比べて格段に投げ込みの量が増えている。
フォーム修正に取り組んでいることもあって143球を投げたブルペンもあった。メジャーで、こんな調整をしていればクレージーと言われることだろう。

 メジャーでは投手コーチがストップウォッチを片手にピッチング時間を厳格に管理している。キャンプでの投げ込みも平均的には10分から15分程度。ほとんどが30球前後で多くても50球までだ。しかも、ブルペンに入る日数も制限される。

 スポーツ科学の裏づけから「肩、肘は消耗品」が一般的な考え方として通っていて、投げ込みによって「フォームバランスを整える」、「肩のスタミナを作る」などという日本流の調整方法は理解されない。先発も100球降板がガイドラインとしてあって、登板直前のウォーミングアップの球数まで制限される。

 レッドソックス時代の松坂は、その調整法を巡って度々首脳陣と議論していた。
そういう下地に加え、黒田にしろ、松坂にしろ、球団と巨額な金額で契約を結んでいる。そういう選手を故障させないように管理する能力がスタッフに求められていて、なお監視は厳しくなり、「投げたくでも投げられない」のが実情なのだ。
          

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最終更新:2015/12/14(月) 4:48
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