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中東が混迷を深める理由とは? 黒木英充、鈴木恵美、高橋和夫、萱野稔人、春香クリスティーンが議論(1)

2015/3/15(日) 10:38配信

THE PAGE

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 THE PAGEが放送したTHE PAGE 生トーク「中東とどう向き合うか~イスラム国から日本外交まで~」(http://thepage.jp/detail/20150302-00000006-wordleaf?)。出演は、黒木英充・東京外国語大学教授、鈴木恵美・早稲田大学イスラーム地域研究機構招聘研究員、高橋和夫・放送大学教授。司会・進行は、萱野稔人・津田塾大学教授、春香クリスティーンさん。

 以下、「中東が混迷を深める理由」について議論した部分の書き起こしをお届けします。

※討論の動画は本ページ内の動画プレイヤーでご覧頂けます。

人質事件の印象

(以下、書き起こし)

春香クリスティーン:皆さんこんばんは。春香クリスティーンです。今日は、THE PAGE 生トーク、「中東とどう向き合うか~イスラム国から日本外交まで~」をお送ります。ゲストの皆さんをご紹介したいと思います。黒木英充、東京外国語大学教授。

黒木英充:こんばんは。

春香クリスティーン:鈴木恵美、早稲田大学イスラーム地域研究機構招聘研究員。

鈴木恵美:こんばんは。

春香クリスティーン:高橋和夫、放送大学教授。

高橋和夫:どうぞよろしく。

春香クリスティーン:そして、司会は萱野稔人、津田塾大学教授です。

萱野稔人:こんばんは。

春香クリスティーン:お願いします。さて、番組ではご覧の皆さまから、番組をご覧の皆さまからTwitter、そしてメール、Facebookのコメントなどで質問と意見を募集しています。詳しくはご覧のページの説明をご覧ください。そしれでは、萱野さん、お願いします。

萱野:よろしくお願いします。春香さんは「THE PAGE 生トーク」初めてですね。

春香クリスティーン:はい、初めてです。

萱野:ちょっと頑張っていきましょう。

春香クリスティーン:はい。

萱野:はい。今日は中東問題がテーマなんですよ。ちょっと重いテーマなんですけれども、中東問題、最近ものすごく日本でも話題になってますけど、春香さんはどんな印象を持ってます?

春香クリスティーン:そうですね。本当に日本でも話されるようになったのって、本当に今年に入ってからとか去年辺りからっていう本当に最近だなっていう感じはするんですけど、物心ついたことから、もう非常にやっかいな状態になっていて、で、それがどんどんどんどん複雑になってきていて、いったいどのようなことが今現在起きているのかっていうのは今非常に気になりますね。

萱野:そうですね。距離も遠いですから、なかなか何が起こってるのか分かりにくい。そんな中で人質事件が起きた。これ国民的な関心を中東に向けたわけですけれど、まずこの点からですね。人質事件に関してどんな印象を持ったかということを今日のゲストのお3方に聞いていきたいと思うんですけど、まず鈴木さん。

鈴木:はい。

萱野:人質事件に関して、どんな印象を持たれました?

鈴木:そうですね。やはり、一言で申し上げれば、イスラム国の問題っていうのはしばらく続くであろうと思われますから、日本政府および日本国民は大変な、現実的な国際問題に直面、もうせざるを得ない時代になったなと。新しい時代って言うとちょっと大げさかもしれませんけども、大変な時代に日本は直面するようになったなというふうに思いました。

萱野:あの事件によって、中東と日本の関係ががらっと変わった可能性もあるということですね。

鈴木:そうですね。はい。より現実的な問題として、対峙しなくてはいけなくなったというふうに思いました。

萱野:黒木さんいかがですか。

黒木:はい。あの2人の映像が最初に流れたときですね。やはり非常に深刻な、と言いましょうか。それまでにもイラク人とかシリア人が同じような形でずっとたくさん、もう本当にたくさんの人々がああいう形で命を失ってきた、殺されてきたのを見ていたわけで、そういう意味ではついに日本人がっていう感じですよね。それと、今、鈴木さんおっしゃったように、これによって日本社会自体が変質していくんじゃないかっていうような。

萱野:ああ、日本社会自体がですね。

黒木:ええ。そういう予感と言いましょうか、それを感じました。

萱野:なるほど。どんなふうに変わっていくのかっていうのは、またのちほど深く聞いていきたいと思いますけれども、日本社会自身も変わっていくかもしれないっていうことですよね。高橋さん、いかがでした。あの人質事件、今から総括すると。

高橋:なんか一番最初に思ったのは、あのオレンジの服を着て出てきて、無事に帰ってきた人はほとんどいないんですよね。だから、非常に暗い予感を受けたんですけど、テレビではそんなに暗いお話もできないっていうのが少しつらかったですね。それから、もう1つは自己責任か政府の責任か、いろんな議論があったんですけど、1つはやっぱり日本の大手メディアが自分のところの社員は出さなくて、フリーの人たちが危険なところに行って映像を撮ってきて、それを流すというシステムで動いてるんですよね。ですから、なんかメディアの人たちもその自分たちの在り方をちょっと考えてほしいなっていうのが、大手メディアでは言えない自分の本音でしたね。

萱野:なかなか、かなりこの問題、人質問題ではテレビ出られてましたけど、言えない問題もかなりあったということですよね。

高橋:そうですね。

萱野:今日はその言えない問題、言えないことをたくさん言ってほしいですけどね。

高橋:はい。

萱野:ネットならではというか、ネットだからこそ言えるっていうこともあると思いますので、よろしくお願いします。

高橋:はい。

春香クリスティーン:さあ、それではまず、最初のテーマに進みたいと思います。

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最終更新:2016/4/1(金) 14:35
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