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続・名古屋難読地名の旅「土古」「大当郎」読めます?

2015/4/6(月) 12:53配信

THE PAGE

 名古屋には、いろんな難しい読み方の地名がある。「名古屋難読地名を楽しむ」では前回、名古屋市中区、東区、西区、千種区、北区を紹介したが「まだまだあるじゃないか」との声を受け、第2弾をお届けする。さあ、あなたはこの地名、読めますか?

町名と通称名で読み方が異なる「土古」

 まずは名古屋市の最南西にあり、面積が市内最大の港区から。「小碓町(おうすちょう)」は、「碓」が「臼」と同義だが、餅つきは全く関係がない地名。このあたりは「熱田新田」に属し、熱田神宮にゆかりがある日本武尊(やまとたけるのみこと)の幼名「小碓命(おうすのみこと)」からとって名付けられた。

 同じく港区にあるのが「土古町」で、「どんごちょう」と読む。こちらは元文4(1736)年に開発された頃の「同伍(どうご)=“同じ組”の意」が起源という説がある。なお町内には「名古屋競馬場」があり、地元では「土古競馬(どんこけいば)」と親しみを込めて呼ばれている。正式町名は「どんごちょう」であるが、「町」が付かない場合は「どんこ」と呼ばれるのも、おもしろい。

クジに当たる男、ではなく昆虫に由来する「大当郎」

 港区から北上すると、市内で人口第2位、面積第4位、前田利家生誕地として知られる中川区がある。その名の通り、区内を庄内川と新川が縦断しているが、庄内川の河川敷には「大当郎(だいとうろう)」という地名が見られる。

 宝クジにでも当たりそうなハッピーな地名だが、近くには「大蟷螂町(だいとうろうちょう)」という漢字の地名も。これまた難しい漢字であるが、「蟷螂」はカマキリのこと。草が深い河川敷を鎌で刈って開墾したことに由来しているとも思われるが、区画整理の際により分かりやすい「大当郎」の字に変更された。

 庄内川に架かる「大当郎橋」を通ることがあれば、ぜひ、カマキリにまつわる地名のうんちくを披露してみたい。

名古屋難読地名で避けて通れない「四女子」

 さらに中川区には、名古屋の難読地名を語る上で避けて通れない場所がある。「二女子」「四女子」「五女子」、いずれも地名に「女子」が付くが、「じょし」とは呼ばず「にょし(にょうし)」と読む。つまり正解は、「ににょし(ににょうし)」「しにょし(しにょうし)」「ごにょし(ごにょうし)」。

 由来には諸説があるが、なかでも多く語られるのは“領主の娘説”だ。昔尾張に7人の娘をもつ領主がいて、それぞれを嫁がせる際に土地を分け与え、その順番を村の名前にしたというもの。他にも、「女子」は「好(よし)=“葦(よし)”の意」で、低湿地であるこの地の様子を表わしたという“地形説”なども聞こえて来る。

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最終更新:2015/4/6(月) 13:02
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