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外国人観光客を狙え 京都デパ地下“高級お菓子戦争”

2015/4/7(火) 18:30配信

THE PAGE

 2015年に入り、京都市内の百貨店に人気菓子メーカーとのコラボレーション店舗が相次いで投入され話題になっています。江崎グリコは人気菓子ポッキー、プリッツの高級版を扱うスイーツ店舗「バトンドール」を4月8日から高島屋京都店(同市下京区)地階にオープン。一方、大丸京都店(同市下京区)地下一階には今年1月から、ネスレ日本が人気チョコレート菓子「キットカット」の専門店を始めるなど、ちょっとした京都デパ地下“お菓子対決”の様相を呈しています。購入層のターゲットは30~40歳代の女性とみられますが、「京都はアジアだけでなく、欧米からの観光客にも根強い人気であることが出店の背景にあるのでは」という指摘も出ています。

【写真】高級ポテチに長蛇の列 カルビーがこだわった「厚み」

京都風味に有名シェフ監修

 バトンドールはバターを贅沢に使ったプレッツェルにくちどけのよいチョコレートをコーティングしたお菓子。2012年10月に高島屋大阪店と阪急うめだ本店(いずれも大阪市)に店舗を置いて販売を始めたところ、なめらかな口当たりのおいしさとチョコ菓子20本入りで約500円という高級感が評判を呼び、行列ができる人気となりました。現在でも「夕方までに品切れになってしまうこともある」(グリコ)といいます。

 今回の高島屋京都店では、従来のミルク、ストロベリー風味のほか、ゆずをホワイトチョコに混ぜ込んだ「ゆず」フレーバーを京都限定として投入する予定で、大阪店舗との差別化を図りました。高島屋では1日200万円の売り上げを目指しています。

 一方、大丸京都店では1月末に「キットカット ショコラトリー 大丸京都店」がオープンしました。同店は「ル パティシエ タカギ」のオーナーシェフ高木康政氏が全面監修した「キットカット」の専門店。京都店では初めてカフェを併設し、オリジナルのキットカットパフェなどを提供するほか、梅やジンジャーなど4つの味をひと箱にまとめた京都限定詰め合わせも販売しています。価格は1350円(税別)。「バレンタインデー効果などもあり目標を75%上回る売り上げがあった」(大丸松坂屋百貨店)と好調な滑り出しだったといいます。キットカットショコラトリーは世界初の「キットカット」スイーツ専門店として昨年西武池袋店(東京都豊島区)に誕生。松坂屋名古屋店(名古屋市中区)など全国で5店舗あり、3月に大丸札幌店(札幌市)でもオープンしました。

 大丸松坂屋では「ほかのお菓子メーカーとのコラボレーションも前向きに検討したい」と話しています。また高島屋も「物流面などは考えないといけないが、集客力アップのため地方店舗でも(バトンドールなどの)展開は考えられる」としています。すでに大阪市の阪急うめだ本店ではバトンドールのほか、カルビーの高級ポテトチップス「グランカルビー」や亀田製菓の「ハッピーターン」の専門店が成功を収めており、この動きは全国の百貨店に広がりそうです。

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最終更新:2016/2/11(木) 3:30
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