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2日で3ホーマー 西武・森に覚醒の予感

2015/4/16(木) 22:10配信

THE PAGE

 思い切り振りぬいた打球が大宮球場のライトスタンドに吸い込まれる。4月16日の東北楽天戦、2アウト1、3塁の場面で打席に入った森友哉は第3号ホームランを放ち、チームの連勝に貢献した。

 復調の兆しが見えたのは、やはり前日の東北楽天戦だった。4回、1打席目の初球、高めに入るスライダーを強いインパクトでとらえた。開幕から6番、指名打者で出場していた森にとって、14試合目に生まれた今シーズン初ホームランだ。続く5打席目には第2号ホームランを記録。15日の試合で、森は2本の本塁打を含む3安打4打点を記録した。

 正捕手争いを期待された2年目の今シーズン、森はオープン戦から不振にあえいだ。2試合に出場しヒットなし。3月9日には教育リーグが行われている2軍に落とされた。

「田邊監督からは『もう一回、野球に対する自分の気持ちを考え直してみなさい。下(二軍)で泥んこになってやってみなさい』と言われました。そう言っていただいて、気づいたというか……。正直、自分でもテングになっていたと思います」
自嘲気味に苦笑した。

 高卒1年目の昨シーズン、2割7分5厘の打率と、3試合連続を含む6本塁打を記録し一躍、注目を浴びた。一日に何本ものインタビュー取材を受け、グラウンドではカメラに追われる日々。春は初めて1軍キャンプに参加。目標を聞くと「正捕手争いに加わりたい」と森自身も語っていた。誰もが開幕一軍入りを疑わなかった。「今、思えばオフの過ごし方なども、あれではダメだったのかなと思う」と森は肩を落とす。打者としてどれほど完成度が高くても、そこはまだ19歳。若さゆえの甘えが顔をのぞかせた。

その、ほんの少しの気の緩みを田邊監督は見過ごさなかった。
「二軍に行ってからは、もう一回、キャンプをするつもりで基礎から練習に取り組みました。一からスタートしよう、と」(森)

 下半身強化のためのトレーニング、そしてバットを振り込んで体を作りなおした。「何キロ減ったか計っていない」と首をかしげるが、一回り引き締まった体で一軍復帰を果たし、開幕戦には6番、指名打者で出場した。

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最終更新:2015/6/17(水) 4:29
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