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イチローを悩ますマ軍監督の迷采配

2015/6/5(金) 6:00配信

THE PAGE

 マーリンズが5月17日にレドモンド監督(41)を解任、後任に監督経験のないジェニングスGM(54)をフロント業務から電撃抜擢したニュースが全米を駆け巡って2週間が過ぎ、マーリンズの迷走は更に加速している。

 ジェニングス監督自身が就任会見で「母親に気でもおかしくなったのかと言われた」というエピソードを紹介した程。悪名高きローリア・オーナーの“鶴の一声”で断行された衝撃人事に誰もが仰天したが、就任当日から5連敗を喫した新チームは、6月1日終了時点で10勝4敗と低空飛行を継続。潜在能力の高さから開幕前の下馬評ではプレーオフ争いも予想された期待のチームは、ナショナルリーグ東地区の最下位に沈んでいる。

「何が変わったって? スーツを着る機会がなくなったことと、電話をしている時間が減って、球場にいる時間が増えたことかな」

 GM時代からナイスガイで知られるジェニングス新監督はジョークで生活の激変を語った後で、「チャレンジであることは間違いない。それはわかっているよ。周囲があれこれ言っていることは承知だが、我々は自分たちを悲観したり、気の毒がったりしている場合ではない。まず目の前の試合に勝つこと。ポジティブなものはたくさんある。物事がいい方向に転じるように戦い続けるしかない」と語ったが、その現実は茨の道である。

 就任初戦の5月18日にはエンドランのサインが三塁コーチとの混乱を招いた。20日のダイヤモンドバックス戦では2-2で迎えた八回に、救援右腕モリスをブルペンで準備させるタイミングが遅れ、左腕ダンが右の代打ポラックに痛恨の2ランを浴びた。5月24日にはオリオールズのショーウォルター監督が「この3連戦で3投手を3連投させた。この先どうなるかみてみよう」と敵軍の采配に疑問を呈した。

 31日のメッツ戦では「8番・投手」という奇抜なオーダーを試みたが、二回のチャンスで先発フェルプスがバントを2度ファウルした後、走者を送れず、不発に終わる。この日は更に七回、投手の打順で代打オズーナを起用した後、ダブルスイッチで五番イチローに救援投手を入れる定石破りの采配も。だが、これは、氷山の一角。現場ではジェニングス采配への疑問や不審は数多く指摘されている。

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最終更新:2015/8/6(木) 3:45
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