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剛の中田と柔の中村。和製4番の本塁打争い、どっちが凄い?

2015/6/6(土) 12:00配信

THE PAGE

 パ・リーグの和製4番打者によるホームラン争いが高レベルで面白くなってきた。日ハムの中田翔(26)と、西武のおかわり君こと、中村剛也(31)のバットが止まらない。おかわり君は5日、雨の横浜スタジアムで行われた交流戦の横浜DeNA戦で、一回一死一、三塁から先制の16号3ランを逆方向のライトスタンドへ叩き込んだ。雨で計59分間もゲームが中断。試合が成立しなければ、幻弾に終わるところだったが、なんとか5回まで進んで3-3の引き分けでのコールドゲーム。

 「試合が成立してよかったけど、勝ちたかったですよね」と、中村は、試合後は、複雑な表情を見せたが、本塁打では18本の中田に2本差に迫り、打点を55点にして53点の中田を抜き去った。ここ10試合で5本塁打と量産。ホームランダービーを独走していた中田の追撃体制に入ってきた。

 では、中田か、おかわり君か、どちらがアーティストとして凄いのか?
 現役時代、48本を含む、3度の本塁打王を獲得した阪神DCで評論家の掛布雅之氏は、中田を「剛」、おかわり君を「柔」という文字で表現した上で、こんな見方を示した。

「2人とも4番らしい4番打者。本塁打争いで、どちらが勝つかと予想するならば、怪我をしないという前提で、おかわり君だろう。腕の使い方が柔らかくて速い。しなるような感じがある。一方の中田のスイングには素晴らしいパワーを感じる。右にも打てる。しかし固さがある。始まりから終わりまでトップに入れているようなスイングだから、1発で仕留める確率が、多少落ちる。また気になるのは、踏み込んでいく左足の使い方だ。中田は突っ張って固い。一方、おかわり君には左膝に柔らかさがある。この差が崩されたときの対応力の差異につながっている。また過去に40本以上を打ったことがあるおかわり君の経験も大きい」

 掛布氏は、そう見ているが、2人のここまでの三振数を比べると、中田が「45」で、ストライクの空振り率が12.0%だが、中村は、73で空振り率が、15、3%と高い。また四死球の数も中田が、33で中村は21。精度が増しているのは、中田の方なのだ。

 球場別の本塁打数は、中田も中村も揃って本拠地が最多で10本と内弁慶型。またカウント別の本塁打数を調べると、初球が中田が4本で中村が3本。カウント2ボール、1ストライク(2-1)で中田が3本、中村が4本と、その部分の傾向は、似通っていた。ただ、ひとつ2人のデータに差があるとすれば、対左投手から中田は6本(48打数)打ってるが、中村は3本(39打数)と少ない。

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最終更新:2015/11/8(日) 4:13
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