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阪神がチーム成績6部門最下位で単独首位の珍現象

2015/6/25(木) 6:00配信

THE PAGE

 阪神は24日、富山で行われた広島戦に7-2で快勝、貯金「1」で、4月4日以来の単独首位に躍り出た。引き分けを挟んで4連勝とチームは勢いに乗ってきたが、チーム成績の得点(215)、失点(287)、本塁打(34)、盗塁(23)、打率(.235)、防御率(3.79)の6部門がすべて最下位でありながら首位に立つという珍現象が起きた。

 これも2位以下の全チームが借金生活で、最下位の広島から阪神までが、3.5差しかないという異常なまでの超混セゆえ起きている現象だろう。つまり、どのチームが首位でもおかしくないため、本来は、比例すべきチーム成績の伴わない阪神が首位に立ったのだ。交流戦では、阪神だけが、唯一、2つ勝ち越したが、上位にいた横浜DeNAが、3勝14敗、巨人も7勝11敗と負け越したためという背景もある。

 ただ、チーム成績の数字の中身を見ていくと、珍現象には、それなりの理由がある。チーム失点と防御率を大きく落としたのは13、14日のオリックスとの2試合で15点、10点と25失点したゲームの影響。逆に今季の2桁得点試合は、ここまで2試合しかない。本塁打に関しても、チーム最多が福留の9本で、続くのがゴメスの7本、次に鳥谷の3本というピストル打線。加えて走れる選手が限られていて機動力も使えない。各部門の数字が、最下位に落ちるのも、もっともである。

 こういう状況でもチームが大崩れしなかったのは、藤浪(5勝4敗、防御率2.23)、能見(5勝7敗、防御率3.56)、岩田(5勝3敗、防御率3.39)、メッセンジャー(5勝5敗、防御率3.71)の先発4本柱と、22ホールドの福原、20セーブのオ・スンファンが締める8、9回の「F・0方程式」の存在がある。

 メッセンジャーは、一度ファームで再調整をしたが、復帰してからは、4試合で31イニングを投げて失点は、わずか1。「力を抜くスタイル」のピッチングを会得した藤浪も抜群の安定感で、今回の長野、富山シリーズを任された岩田、この日8回途中まで2失点だった能見も、責任回数まで確実にゲームを作る。福原は、23日に元同僚の新井にソロアーチを浴びるまで防御率は0点台だったし、オ・スンファンも、その日5時間を越えるゲームの最後に地方球場の雨で緩んだマウンドが気になりチームの勝ち星を消したが、ストッパーの信頼感で言えば、セ・リーグでは、横浜DeNAの山崎と双璧だろう。

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最終更新:2015/10/27(火) 4:22
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