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イチロー、球聖超えでマ軍残留どころか争奪戦へ

2015/8/20(木) 14:42配信

THE PAGE

 マーリンズのイチロー外野手(41)が、“球聖”タイ・カッブの持つ通算4191安打の記録を日米通算で超えて、アメリカでも大きな話題となっているが、その市場価値も急上昇中だ。19日のブリュワーズ戦では5年ぶりとなる1試合4安打。メジャー通算3000本安打達成へ着実に安打数を積み上げている。日米通算では、ピート・ローズが持つ歴代最多の4256安打も残り60本を切った。

 実は先日、メジャーのスカウト3人にイチローについての話を聞く機会があった。2人は俗に言う「先乗りスコアラー」で、1人は国際スカウトだ。それは、トレード期限2日前のこと。そのうちの1人は、イチローともう1人の獲得調査に来ていて、イチローが交換要員の1人に上がっていたという情報を聞いて驚いた。交渉が、どの程度進んでいたか分からない。マーリンズは早々と残留を表明していたが、実は条件次第では、トレードが実現するという可能性もあったようだ。

 イチローの8月の打率は3割を超えたが、トータルでは、まだ.260で、誰もが納得のいくものではないが、その評価はまったく下がっていない。3人のスカウトのイチロー評を聞くと、1人のスカウトは、「まだまだ十分やれる」と話した。

「昨日、打撃練習を見ていたんだが、ライトの二階席まで軽々と運んでいた。それはもちろん打撃練習に過ぎないが、試合ではレフト線にクリーンヒットを放った。バットコントロールは相変わらずだ」

 別のスカウトは守備の動きをこう指摘して評価した。

「守備の衰えも特に感じない。打球への第一歩。これが遅れるようだと、『もうそろそろかな』というところだが、ファーストステップにそれは見られない。肩の強さも相変わらず。最近、肩の弱い外野手が増え、強くても投げた球がどこへ行くか分からないといった選手も多いが、イチローの場合、肩の強さ、正確さは、今なお目を見張るものがある」

 では、今季で契約が切れるが、来季も・・・と言いかけると、3人が「本人がそれを望む限り、プレイするチームはある」と口を揃えた。

「レギュラーで獲得するところはないだろう。しかし、控えとしては十分だ」

 複数のチームが獲得に動く可能性が高いという。その理由のひとつにイチローが到達まで残り100本を切ったメジャー通算3000本という偉大なる記録の存在がある。

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最終更新:2016/2/23(火) 3:58
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