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アントニオ猪木議員も疑義 東京五輪の暑さ対策は大丈夫か?

2015/8/14(金) 14:41配信

THE PAGE

 8日連続の「猛暑日」という、統計開始以来の記録を更新した東京。そんなに暑い8月の東京で、5年後にはオリンピックが開催されます。心配なのは、屋外で競技をする選手たちの体調面です。先の参議院特別委員会ではプロレスラーとして活躍し、スポーツ政策を推進するアントニオ猪木議員から真夏の東京でオリンピックを開催することへの疑義が呈されました。

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 1964年に開催された東京オリンピックは、10月10日が開幕式でした。他方、2020年の東京オリンピックは、開会式が7月24日、閉会式が8月9日に決定しています。どうして、こんなに暑い日に開催されることが決まったのでしょうか?

立候補時から決まっていた日程

「オリンピックの大会日程はIOCの規約で決められています。2020年の東京オリンピックの場合は、2016年のオリンピックに立候補したときから決まっていました」(東京都オリンピック・パラリンピック準備局大会準備部)

 気温が高い8月にIOCがオリンピックを開催する理由は、東京都やJOCなどにも明確には伝えられていません。過去の新聞には、IOC委員の「スポンサーの関係を考慮して、ほかの人気スポーツ競技との日程が重複しないようにしている」といった趣旨のコメントが載っています。

 新国立競技場問題でも採算面の議論がされているように、オリンピックの開催には多額の費用がかかり、資金面で大会を支えるスポンサーへの配慮は欠かせないようです。しかし、猛暑が原因で選手たちが力を出し切れなかったらスポーツの祭典も盛り上がりに欠け、本末転倒です。暑さ対策は、どうなっているのでしょうか?

「既存の屋内施設は、すでに冷房を完備しています。また、これから新設する施設も当然ながら暑さ対策をするはずです。ミストを噴射する設備をつけることも考えられるでしょう。観客に対する暑さ対策は、まだ決まっていません。武道館や朝霞射撃場など、東京都の管轄外の施設もありますから、これからJOCや各競技の連盟、東京都、施設管理者で話し合うことになると思います」(同部)

 屋内施設は冷房でなんとかなりますが、陸上競技をはじめとする屋外競技はどうにもなりません。地方自治体などでも屋上緑化や壁面緑化を進めて、ヒートアイランド現象の抑制に努めていますが、それでも劇的にヒートアイランドを改善することは望み薄です。

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最終更新:2016/2/16(火) 3:32
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