ここから本文です

アメリカ大統領選挙、共和党のトランプ氏ってどんな候補?

2015/8/19(水) 6:00配信

THE PAGE

 米国では大統領選挙に向けた動きが活発になっています。民主党は今のところクリントン元国務長官が最有力候補ですが、共和党は候補者が乱立する状況となっており大混戦です。この中で支持率が首位になっているのは、放言を繰り返すトランプ候補なのですが、トランプ氏とはいったいどのような人物なのでしょうか。

 ドナルド・トランプ氏(69)は米国では知らない人がいないくらいの有名人で、不動産で財を成した大富豪です。全米でトランプタワーという自らの名前を冠した巨大なビルをたくさん所有しており、中でもニューヨークのトランプタワーは多くのセレブが居を構えることで知られています。

 性格は豪快で、美女が大好きと公言しており、現在の妻は24歳年下です。またメディアを通じて数々の放言を行っており、過去には「オバマ大統領はアフリカ生まれではないか」と発言し物議を醸したこともあります。候補者に名乗りを上げてからは、さらにヒートアップしており、女性や移民に対する蔑視発言が収まりません。

 当初、共和党はブッシュ前大統領の弟で元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏が最有力候補と思われてきましたが、フタを開けてみると次々と候補者が名乗りを上げ、とうとう17人にもなってしまいました。しかも、支持率でトップに立ったのは、問題発言を繰り返すトランプ氏という状況で、共和党の中枢部は困り果てています。

 というのも、次の大統領選挙で共和党が勝利するためには、このところ米国で急速に数を増やしているヒスパニック系移民や、若い世代の無党派層を獲得することが非常に重要となっているからです。ジェブ・ブッシュ氏は共和党の中でも穏健派で、妻はヒスパニック系です。また同じくフロリダから立候補を表明したマルコ・ルビオ氏は、キューバ移民2世です。共和党は、こうした穏健な候補者を通じて、幅広い層の支持を獲得し、民主党から政権を奪取しようという戦略だったのですが、トランプ氏の登場で目算が狂ってしまいました。

 このままトランプ氏が共和党の候補者になってしまうと、本戦では勝利できない可能性が高く、党員が投票する段階ではこれほどの支持は集められないとも言われています。しかし、トランプ氏は共和党で候補者になれない場合、無所属で出馬する可能性をほのめかしており、そうなると1992年の大統領選挙と同じ結果になりかねません。この年の大統領選挙は民主党のクリントン氏(ヒラリー候補の夫)と共和党のブッシュ氏(ブッシュ候補の父親)の戦いでしたが、実業家のロス・ペロー氏が無所属で立候補。保守系の票が割れ、現職大統領であるにも関わらずブッシュ氏は敗北しています。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:2016/2/21(日) 3:20
THE PAGE