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上原、ドクターストップで今季復帰を断念。偉業達成は来季へ

2015/8/18(火) 14:01配信

THE PAGE

 右手首骨折で故障者リスト入りしているレッドソックスの上原浩治投手(40)が熱望していた今季中の戦列復帰がなくなった。本人がブログで綴った通り、球団の医療スタッフからドクターストップがかかった。

 悪性リンパ腫の治療に専念するため休養中のファレル監督に代わって、指揮をとっているロブロ監督代行は17日、本拠地のフェンウェイパークで「彼とは話し合いを重ねてきた。彼が闘争心を持つウォリアー(つわもの)であり、何とか、戦列に戻りたいという強い意志を持っていることは、知っている。だが、我々は彼が負傷していること、そして、シーズン中には間に合わないということを理解しなければならない。球団の医療スタッフの意見を尊重しなければならなかった」と語った。

 上原自身も「残念ながら…」と題してブログを更新し、ファンに対して今シーズンの声援を感謝するとともに「ドクターストップです。また来季に向けて頑張るしかない」などと綴った。

 何とか今季中に復帰したい切実な思いは、現実的な時間との戦いの前に諦めざるをえなかった。骨折が修復し、ギプスが取れるまで約6週間とはいえ、個人差はある。そこから、可動域を増やし、捻り動作を加え、キャッチボールを再開。距離を伸ばして遠投、ブルペン投球練習、シミュレーションゲーム等。本番のマウンドまでには細かい段階がある。9月上旬で傘下のマイナー3Aは全日程を終了し、リハビリ登板を行う場所もないのが実情だった。

 米メディアは11日に骨折が判明した時点で一斉に「今季絶望」と報じたが、上原はあくまでも今季中の復帰を願っていた。「だって、モチベーションがなくなるからね」。公式戦最終戦は10月4日。実質1ヶ月半の時間、マウンドという目標があるのとないのとでは、気持ちの持ち方は違ってくる。だが、来季年俸900万ドル(約11億2000万円)を残す球団に、焦って上原を復帰させるメリットはなかった。その実力はすでに折り紙付き。肩肘の故障ではなく、骨折での戦列離脱なので、オフのトレード市場で価値が下がる心配はなく、投げることで真価を証明する必要もない。

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最終更新:2016/1/21(木) 2:49
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