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ヤクルト・山田に史上初、4冠王の現実味

2015/8/23(日) 7:00配信

THE PAGE

 ヤクルトの山田哲人(23)が22日、神宮球場で行われた中日戦で1試合3本塁打を放ち、21日の中日戦の最終打席から4打数連続本塁打の日本タイ記録を達成した。王貞治氏やバレンティンらに並ぶ史上19人目の快挙だ。

 初回は、一死走者無しの場面で、中日の今季2試合目の先発となる左腕、浜田の外角高めに入ってくる甘いスライダーを捉えてレフトスタンドの最前列へ運ぶ29号ソロ。敬遠気味の四球を挟み、5回には無死二塁から、朝倉の高めに浮いたカットを見逃さずに、またレフトへ30号の2ランを叩きこむと、本塁打量産マシンと化したバットが止まらない。
 
 6回は二死一、三塁から、山本のインサイドの難しいストレートをレフトへ弾丸ライナーの31号3ラン。新記録のかかった第5打席は、8回無死二塁からレフト前へタイムリー。新記録達成とはならなかったが、「そこは欲を出さずにしっかりとコンパクトにいきました」と、山田に悔いはなく、この日、これで7打点目。打点を「79」に伸ばして、セ・リーグで打点部門でトップを走る同僚の畠山との差を「5」とした。

「びっくりしてます。打てると思わなかったしうれしい。3本ともギリギリだったんで神宮球場でよかった。30本というのは、目標にしていた数字だったので、それを越えられて良かったです」

 これで打撃の個人タイトルの4部門では、本塁打が同僚の畠山に9本差をつけて独走、打率も.334に上昇して、同僚の川端に1厘差。盗塁「25」は、2位の梶谷に「3」差をつけている。2002年に西武時代の松井稼頭央が達成して以来となる、打率、本塁打、盗塁の30・30・30のトリプルスリー達成どころか、にわかに盗塁王を含む史上初の4冠王に現実味が生まれてきた。

 過去18人いる4打数連続本塁打記録を持っている一人で、阪神DC、評論家の掛布雅之氏も、「コンパクトでヘッドスピードが速い。Vの字にミートポイントまでバットが出て、そこからレベルにバットを使えているが、球種やコースによって、うまく適応している。体の回転が速く、しかも左足を上げているにもかかわらず、ぶれがなくレベルに使える。常にグリップよりもバットのヘッドが上にあって、立っているので、高めのボールを飛ばすことができている」と、その山田の卓越した本塁打技術を評価した上で4冠達成の可能性に言及した。

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最終更新:2015/11/24(火) 4:12
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