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<速報>マー君5回2被弾2失点でホロ苦敗戦投手

2015/10/7(水) 12:14配信

THE PAGE

 メジャーのアメリカン・リーグ地区シリーズ進出決定戦のワイルドカードゲームが現地時間6日、ヤンキースタジアムでヤンキース対アストロズの間で争われ、アストロズが3-0で勝利。地区シリーズ進出を決めた。大一番の先発を任された田中将大(26)は、5回、83球を投げ2本のソロ本塁打を打たれ2失点の敗戦投手。悔やまれる初体験のポストシーズン登板となった。ヤンキースは、3年連続で地区シリーズに進出できなかった。

 異様な高揚感と緊張感がヤンキースタジアムを包む。
 勝てば地区シリーズ進出。負ければ終わりの1試合限りのビッグゲーム。ワイルドゲームは、地区優勝を逃した勝率上位2チームによって行われる2012年から導入されたポストシーズンゲームだ。
 その重要な試合に今季12勝7敗、防御率。3.51の田中が先発抜擢された。

 メジャー移籍後、2年目にして初めて味わう勝負のマウンド。
「野球選手として、こういう場で投げることを求めていた。内容がどれだけ汚くても失点を防ぐことが大事、いかに力を出しきるか。いいピッチングをしたい」
 マー君もあふれる闘志を隠さなかった。

 対するアストロズは、今季20勝を記録して最多勝を獲得したカイクルが先発。オールスターでア・リーグの先発マウンドに立ったリーグを代表するサウスポーである。

 カットボールが冴える。その立ち上がり、カットボールを使って連続三振からスタートした。だが、2回に先に失点。この回、先頭のラスムスに、初球のインローをうまくとらえられ、打球がライトスタンドへ消えたのだ。マッキャナンのミットの構えとは、逆にきた“逆球”だった。さらに二死から中前打、連続四球で下位打線を相手に満塁のピンチを作ったが、2年連続最多安打で、昨秋日米野球にも来日した小さな大打者、アルテューベをスプリットでサードゴロに打ち取り、最小失点で切り抜けるとマウンド上で吼えた。

 3回にも先頭のスプリンガーにセンターフェンスにワンバウンドで当たるツーベースを浴びた。軸のボールにしていたカットボールを狙われた。しかし、コレアを三ゴロ、ラスムスを中飛、ガティスを三ゴロ。クリーンナップを抑えこみ得点を許さない。

 今季メジャー2位となるチーム本塁打230本を誇るアストロズ打線は、容赦なく田中に襲いかかる。
 4回、また初球に失投。先頭打者のゴメスは、高めに浮いたカットボールを見逃してくれなかった。打った瞬間、それとわかる打球がレフトスタンドへ。走者がいなかったのが幸いだったが、スコアは、0-2。重々しい空気。マー君は、自らを責めるように何度も首をひねった。

 5回は三者凡退で抑えたが、83球で降板。6回から左腕のウィルソンがマウンドに上がった。ジラルディ監督は、「初回はよかったが、何度かミスをした。ホームランを打たれた2球だ」と、田中のピッチングを振り返ったが、マー君のポストシーズン初登板は、無失点を続けていたカイクルとのエース対決で、投げ負けるというホロ苦い結果となってしまった。レギュラーシーズンならば、ゲームを作ったと評価される内容だったが、ポストシーズンゲームでは、たった一つのミスが命取りになる。コントロールミスでの被弾は、真のエースとは呼べないピッチングだった。来シーズンに向けての課題を残した。
 

 一方、2点を追うヤンキース打線は、6回、グレゴリアスが一、二塁間を破り、この試合、初めて先頭打者が出塁すると、二死一、二塁とチャンスを広げたが、Aロッドはセンターフライに倒れ、カイクルを攻略できない。アストロズは、7回にも1点を追加。結局、ヤンキースは、アストロズ投手陣のカイクル、シップ、ハリス、グレガーソンに完封リレーを許して、3年連続で地区シリーズ進出を逃した。勝ったアストロズは、現地時間8日からロイヤルズと対戦する。

最終更新:2016/1/11(月) 4:28
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