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「デロリアン」を本当にゴミで走らせた!  未来を実現した人はどんな人?

2015/10/21(水) 19:33配信

THE PAGE

世界にゴミは存在しない

 リサイクルの仕組みづくりから取り組んだことは、ビジネス的に遠回りであるようにも思えるが、予想に反して、創業から一度も赤字になったことはないのだという。

 むしろ、仕組みづくりに力を入れたことが今日を支えている。岩元氏は、「感覚的には、グーグルやアップルと同じです。例えば、衣服の回収箱を販売するなど、この仕組みの上でいろいろと必要なサービスが発生します。プラットフォームがあるからこそ、収益モデルを作れるのです」と説明する。

 次に目指すのは、衣類だけではなく各種有機物を含んだリサイクル。高尾氏によると、「太陽光や風力といった再生可能エネルギーを用いて、ゴミを高温加熱することで石油を取り出す技術」の研究開発を国内外のメンバーで進めており、2020年ごろをめどに実現させる見込みだという。

 「世界にゴミは存在しません。原子・分子レベルで考えると、ゴミではなく何か別のものに変わっただけなんです」(岩元氏)。

 『世界にゴミは存在しない』 ── すごい言葉だ。その原点には、30年前に入った映画館で感じた驚きと、近未来の社会へのあこがれがある。

(取材・文:具志堅浩二)

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最終更新:2018/10/4(木) 14:36
THE PAGE

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