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愛知・名鉄三河線区間が開業100周年 その歴史とは!?

2015/10/27(火) 15:54配信

THE PAGE

 28日に開業100周年を迎える名鉄三河線の刈谷駅~三河知立駅間。駅の数ではわずか4駅の区間だが、名鉄の名古屋本線と三河線の結節点にあたる区間であり、碧南市から豊田市へつながる三河線の礎となった区間でもある。開業から100年経った今も、人々の生活を支え続けるこの路線の歴史とは!?

パノラマカーの遺伝子を継ぐ名車も走行

 名鉄の三河線は碧南駅(碧南市)~猿投駅(豊田市)間を結ぶ合計39.8キロメートルの路線で、名鉄では名古屋本線に次ぐ長さだ。その始まりは1914年に遡り、名鉄の前身の会社の1つである三河鉄道による大浜港駅(現:碧南駅)~刈谷新駅(現:刈谷駅)間の開通により、産声をあげている。その翌年、1915年10月28日に刈谷新駅~知立駅(現:三河知立駅)が開通しており、本年2015年に刈谷駅~三河知立駅間は100周年を迎える。

 その後、三河鉄道は1941年6月に名古屋鉄道と合併し、その営業区間は名古屋鉄道の「三河線」という現在に続く呼称に変更となっている。名古屋鉄道の三河線となって以降は、太平洋戦争の戦火をくぐりぬけ、高度経済成長期、バブル期と日本が大きく変動する中で、三河地区の多くの人々の生活を交通の足として支え、今日もその生活を支えている。

 また、三河線を走行する車両は名鉄の担当者によると、現在はワンマン運転に対応した通勤型の6000系車両だが、2010年までは“7000系パノラマカー”と全く同じ性能の前面貫通式車両でセミパノラマカータイプの“7700系”が運行されていた、とのこと。鉄道ファンの間で“永遠の名車”と呼ばれ、名古屋鉄道を代表する車両であるパノラマカーの遺伝子も三河線の長い歴史を紡いでいる。

自治体と協力し、地域の発展へ

 記念すべき開業100周年の当日、10月28日からは記念イベントが知立市・刈谷市と共催される。名鉄の担当者は「沿線にお住まいの方や、沿線自治体の皆様の長年にわたるご支援やご協力に感謝の意を表するとともに、当社と知立市・刈谷市との三者協働イベントの開催を通じて、今後も沿線地域の皆様と共に発展していきたいという願いから、今回のイベントを企画致しました。」とイベントへの思いを話す。

 また、イベント開催に併せ、100年の歴史を紡いだ車両をデザインにあしらった商品や記念品も。三河線を走行していた3700系車両とク2210形車両の写真を使用した記念ミューチケットカードやモ3000形車両の写真が使用された記念台紙は、はやくも鉄道ファンから注目を集めている。
 
 「本イベントでは、知立駅・刈谷駅で入場券を購入いただいたお客さまに開業100周年記念台紙をお配りします。記念スタンプの押印や硬券乗車券の挿入ができ、わかりやすい図解による三河線の変遷の紹介はおすすめですよ」と担当者。鉄道ファンならずとも、記念台紙を手に入れ、この機会に愛知・三河を旅するのも一興かもしれない。

最終更新:2015/10/27(火) 15:54
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