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「プレミア12」の運営方法は、日本有利、他国には不公平なのか?

2015/11/18(水) 15:07配信

THE PAGE

 ベスト4が出揃い世界野球「プレミア12」が佳境に入った。明日、19日には日本対韓国戦が東京ドームで行われ、翌20日には、もう1試合の準決勝メキシコ対アメリカ戦があって、21日が決勝戦となる(東京ドーム)。だが、その勝負の韓国戦を前に、日本有利に運営されている大会の不平等、不公平を指摘する声が、韓国メディアを中心に相次いでいる。

 その最たるものが、日程問題。1次ラウンドの日本のゲーム開始時間は、テレビ放映と放映料の関連で、すべて午後7時試合開始のナイターゲームで行われたが、韓国は11日にドミニカ戦を戦った翌日のベネズエラ戦は、午後1時からのデーゲーム。しかも、ドミニカ戦が雨で試合開始時間が遅れたため、ほとんど疲労回復の時間がないまま試合に臨んだ。B組の中では、米国も5試合中、1試合がナイターの翌日のデーゲーム。特にベネズエラは4試合、ドミニカ、メキシコがそれぞれ2試合ずつデーゲームを組まれた。また19日、20日の準決勝の日程も、ギリギリまで発表されず、中1日が空けることのできる19日に日本対韓国戦があてはめられた。

 さらに今大会での使用球は、日本のNPBで使用されている統一球。WBCや五輪など過去の国際大会で、最も日本を悩ませたのが、大会使用球にメジャー球が採用されたことで、「滑る」「大きい」「変化が大きくてコントロールの微調整が難しい」と、日本の長所でもあるピッチャー陣が、その対応に苦慮してきた。だが、今回は、その逆バージョン。メジャー球に慣れた選手は、日本の品質の高いボールへの対応は難しくないのかもしれないが、韓国のプレーヤーなどは、微調整に時間はかかるだろう。
 
 客観的に判断すれば、大会運営上、日本にアドバンテージがあることは確かだろう。だが、日本有利な運営にならざるを得なかった複雑な運営事情も背景にある。

 WBCでの優勝経験があり、北京五輪に参加するなど国際試合経験が豊かな元千葉ロッテの里崎智也氏も、「平等ではないと、批判を受けるのも無理のない運営ですね。ナイター、デイは、選手にとって辛いが、日本はすべてナイターで優遇されているし、公式球も日本のものが採用されているのは、日本にとって最もありがたい部分。ただ、この大会が、そもそもどういう主旨なのかということ。五輪やWBCでは、露骨な不公平運営は許されないでしょうが、野球競技の五輪復帰のためのプロモーションイベントであると捉えれば、大会運営に、資金面でも、一番、協力している日本が有利になるのは仕方がないとも言えます」という意見。

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最終更新:2016/2/19(金) 3:51
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