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選手が10年かけて全市町村の「応援大使」に 北海道への密着目指す日本ハム

2015/12/3(木) 18:00配信

THE PAGE

 先月行われた野球の国際大会「プレミア12」。侍ジャパンは優勝こそ逃しましたが、大谷翔平投手の2度にわたる韓国戦での快投や、中田翔選手の大会最多15打点を挙げた打撃など日本ハム勢の活躍が光りました。大会後に行なわれた北海道日本ハムファイターズのファンフェスティバルには3万6380人が来場。日本ハムが北海道に移転して10年以上が経ちましたが、すっかり「北海道の球団」として根を下ろした印象があります。その下支えをしているのが、球団一丸となって行っている地域密着プロジェクトでした。

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毎年18市町村をセレクトして就任

 その取り組みとは、日本ハムが2013年に立ち上げた「北海道179市町村応援大使」。北海道にある全179市町村のまちづくり・まちおこしを盛り上げるために、日本ハムの選手が1年間の任期で応援大使を務めるというものです。毎年18市町村をセレクトし、2013年からの3年間で54市町村のPRに参加。2016年の応援大使も、先日のファンフェスティバルで公開抽選によって決定しました。

 応援大使プロジェクトは、日本ハムが北海道に移転した10年の節目に当たるタイミングでスタートしました。これには「これまでの10年間は支えてもらった期間。これからは恩返しをしていく10年間」という思いがあり、179市町村を10年かけて網羅し、順番に応援大使を務めていきます。

 このような試みは、ほかの地域でもほとんどないことから、最初は市町村側としてもどこまで協力してもらえるのか、手探り状態でスタートしました。そんな中で、市町村の観光名所を訪れたり、逆に札幌ドームに応援観戦ツアーを組んだりして、さまざまな取り組みが行われてきました。

大谷選手らの「ご当地給食」登場

 中でも北海道南部にある浦河町では、2015年が3市町村の合併からちょうど100年経った記念の年ということもあり、同町の学校に、応援大使である大谷選手、白村明弘選手の「ご当地給食」が登場。選手の出身地・出身校にちなんだメニューが子供たちを喜ばせました。

 大谷選手の出身地・岩手県奥州市名産のりんごを使ったゼリーや出身高校がある同県花巻市名産の稗を使ったカレー、白村選手の出身地・岐阜県美濃加茂市のご当地グルメの焼きそばなどが給食として提供されたのです。

 日本ハムの見田浩樹広報部長は、「アスリートと食事を結びつけることで、選手への親近感も持ってもらえると思いますし、『食の宝庫』北海道にも貢献できるのでは、と考えました。小さい頃から食事を大切にすることで、その後の子どもたちの成長にも寄与できれば思っています」と話します。

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最終更新:2016/2/3(水) 3:51
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