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「プロの人材」を地方の中小企業に呼び込め 地方創生へ北海道にもセンター

2015/12/8(火) 18:00配信

THE PAGE

 【北海道・札幌】国の「地方創生」に向けた取り組みの一つ、地方の中小企業での「プロフェッショナル人材」の活用。この事業に取り組む拠点が全国で増え始め、2015年内に31拠点まで増える予定になっています。

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 その中で、北海道でプロフェッショナル人材の活用を中小企業に促していくために12月1日発足したのが、「北海道プロフェッショナル人材センター」(札幌市中央区)です。

首都圏などの人材のUターン転職促す

 プロフェッショナル人材とは、首都圏や関西圏などで豊富な業務経験を積んだ人材のことで、業種は問いません。人事や販売、技術系などその道のプロフェッショナルの地方への転職を促進することで、北海道の中小企業の活動を活発化させるというものです。

 同センターの戦略マネージャー、堀敦志さんによると「これまでは移住支援の活動はあったのですが、転職に関してはなかなか手が回っていない状況でした。そうなると、生活がかかっている現役世代の移住が進みません。そこで、北海道の中小企業が経験豊富なプロフェッショナル人材を採用することで、その受け皿をしっかり作ってから移住してもらうための活動をしています」とのこと。

 具体的には、人材紹介業者が北海道外で活躍していて、潜在的に北海道への移住を考えているプロフェッショナル人材を発掘し、北海道プロフェッショナル人材センターで北海道内の中小企業の採用ニーズを取りまとめマッチングを行います。

「現在大手企業で責任の大きい立場になっている世代は、バブル景気だった時代に採用されているので、そもそもの人数が多いのです。そこでその世代にUターン転職をしてもらい、新たな場で活躍してもらいたいと思っています。とはいえ、給与格差など諸問題もありますので、その部分を改善していくことも私たちの仕事です」(堀さん)

中小企業の新事業を「プロ人材」で後押し

 確かに北海道という場所は、自治体・ライフライン・マスコミ・金融機関を除くと本社機能を置いている会社が極端に少なくなります。そのため中小企業が多くなり、新たな事業に踏み出そうとしても人材がいないことから、なかなかその一歩を踏み出すのに躊躇している現実もあります。そのような企業にプロフェッショナル人材を紹介し、企業活動を活発化・円滑化させていくことも北海道プロフェッショナル人材センターには求められています。

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最終更新:2016/1/28(木) 3:21
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