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マルチな才能発揮の笑福亭鶴瓶「裸の王様になりたい」

2015/12/19(土) 11:00配信

THE PAGE

 落語家、司会、俳優など様々な分野で活躍をみせる笑福亭鶴瓶。芸能生活40年以上の大ベテランでありながら、気取らない親しみやすい人柄は多くの人から愛される存在だ。そんな鶴瓶が、ネイチャードキュメンタリー映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』で人生初となるナレーションに挑戦している。「“どんぐり”のイントネーションの違いがな~」と熱心に作品の解説をする鶴瓶。安定した地位を確立しながらも、常に新しいことにチャレンジする姿に多くの人々は共感する。大御所でありながら全力投球。真摯に物事に向き合う姿勢はいったいどこからくるのだろうか──。

<私の恩人>人気演出家が敬愛する鶴瓶の人柄

「裸の王様になりたい」

 1972年に落語家としてキャリアをスタートさせた鶴瓶。噺家(はなしか)として活動するほか、ラジオ番組やバラエティー番組でのタレント業、そして俳優業などマルチな活躍をみせている。

 芸歴40年以上の大御所でありながら、鶴瓶の周囲には俳優、芸人問わず、世代を超えて多くの人が集まる印象がある。「連れみたいなもんですよ」とテレ笑いを浮かべるが、インタビュー中も、小栗旬や嵐の二宮和也ほか、大相撲の力士など多くの人との交遊録を楽しそうに話す。

 「まあ、付き合いが多いとむちゃくちゃやで……」と苦笑いを浮かべるが、「“裸の王様”になりたいんですよ。『大したことないのにすごい、すごいって言われたいんだよね』って話したら、ある人に『(生放送中に全裸事件を起こして)すでに裸の王様になっているじゃないですか』って……、何のオチやって感じですよね」と大笑いする。

勘三郎さんの死は「今でも引きずっている」

 深刻な事柄でも笑い飛ばす大らかな性格。そんな鶴瓶にも、さすがに「ヤバい」と思った出来事があったという。大親友だった(18代目)故・中村勘三郎さんの突然の死だ。

 「勘三郎が(2012年12月に)急に亡くなったでしょ。あの時はヤバかった。生きている時は親友なんて言わんし、亡くなってようやく『えらいものが死によった』って……。感情的にもすごく引きずったし、今でも引きずっている部分がありますよ」。

 勘三郎さんの死は鶴瓶の人生の中で、非常に辛い出来事である一方、ある強い気持ちが胸に去来したという。

 「すごいことをやってきた人だけれど、志半ばだったと思うんです。僕より4つも下なんですよ。だからあいつが出来なかったこと、あいつの分まで頑張ろうってね。平均寿命なんてあってないものだけど、そこまでは全うして、生きているうちはどんどん新しいことにチャレンジして、一生懸命、丁寧にやろうって思いましたね。きっと見てくれているだろうし」

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最終更新:2016/2/19(金) 3:05
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