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「哲学の木」は、なぜ倒れたのか 理由を知る写真家が語った悲しい現実

2016/2/25(木) 16:45配信

BuzzFeed Japan

2月24日、北海道美瑛町にある「哲学の木」が倒された。観光スポットとして人気を博したが、観光客のマナー違反も指摘されていた。木が倒された理由について、一部始終をブログで報告した写真家・中西敏貴さんに話を聞いた。

木は、物思いにふけているように見えることから「哲学の木」と呼ばれている。テレビなどで紹介され観光スポットになっていたが、木の周りの私有地の畑ではマナー違反が相次ぎ、地主や観光協会が対策を練っていた。

Twitterでは、「一度は行ってみたかった」「悲しい」と惜しむ声が広がっている。

哲学の木を撮り続けていた写真家の中西敏貴さんがブログで、木が倒された理由を語っている。

「まず、哲学の木は切られたのではありません。

イタリアポプラである哲学の木は寿命を全うしようとしていました。かなり弱っていたことは間違いありません。ご存知のようにかなり大きな木で、この木が農 作物のある時期に倒れたりすると大変な被害になることは明白です。そんなこともあり、地主さんは昨年から決断していました。

もちろん、その決断を後押しした理由に『観光客やカメラマンのマナーの悪さ』があることは事実です。農作業中の姿を撮る、畑に入る、雪の中で遊ぶ。そのど の行為も彼らは望んでいませんでした。あの木が今日まで生きてこれたのは、『それでも美瑛まで来てくれるんだから、楽しみを奪っちゃかわいそうだな』という農家の方のご好意があったからです。

しかし、近年はその我慢の限界を超えていました。そこで彼らは昨年から撮影禁止という決断をしたのです。それでも畑への侵入は後を絶たない。彼らにとって、木は農作業の邪魔な存在となってしまったのです。

そして、今日、重機によって倒されました。弱っていたため、少しの力で倒れてしまいました。あまりにあっけなく、一瞬の出来事でした。」

中西さんは、地主さんから頼まれて、一部始終を報告するブログを書いたという。

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最終更新:2016/2/25(木) 16:45
BuzzFeed Japan