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宇宙飛行士・油井亀美也さんのトークイベント(全文4/完・質疑応答)

2016/3/4(金) 19:51配信

THE PAGE

 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在し、昨年12月に帰還した宇宙飛行士の油井亀美也さんが2日夜、日本科学未来館でトークイベント「みんなでひらく宇宙のとびら 油井飛行士から未来のきみへ」(同館と宇宙航空研究開発機構が主催)を開いた。油井飛行士は、ISSでの仕事や生活ぶりを報告した後、「どんどん遠くに行きたい」と宇宙での今後の夢を語った。質疑応答では、今まで役に立った経験について「家の手伝い」と答えるなど、子どもたちの質問に丁寧に答えた。

宇宙飛行士・油井亀美也さんのトークイベント

いちばん役に立った経験は、レタス農家の「家の手伝い」

谷:はい。そうなんですね。今回のイベントでは事前に質問ある方、お寄せくださいってこちらでご連絡したところ、いろいろすごくいい質問、事前にいただいておりますので、最初にいくつか、そちらの質問にまずお答えいただいてから、そのあと皆さんに質問していただく時間にしようかなっていうふうに思っております。はい。で、早速なんですけれども、最初の質問、送ってくれた人、もしいたら教えてくださいね。子供のころ、あんなことをしておけば良かったとか、あの経験今になって役に立ってるな、みたいなことがありますかっていうふうに質問してくれた方がいるんですけども、〇〇くん、今日は来てますか。どこにいるかな。いますか。よかったら、これ。

油井:じゃあ、私、渡しますよ。

谷:そうですね。では。

油井:どちらですかね。

谷:油井さんにも来ていただきまして。

油井:○○くんかな。あ、お母さん。

〇〇:すいません。子供じゃなくて私が書いちゃいました。

油井:あ、いいですよ。いいですよ。

〇〇:すいません。

油井:じゃあ、ぜひ。

谷:どんなことをお伺いしたいって思ったのかなっていうのを。

油井:すいません。

〇〇:すいません。母親目線で申し訳ないんですけれども、子供にいろんな経験をさせてあげたいなという思いもありますし、あとは悪い言い方かもしれないですけど、苦労という意味でさせておきたいなというのもありますし、親から見て、何か経験させたり、あと一般的には損した気持ちというか、つらい思いとかも、いや、実はっていうような何かもし、母親に対してですけど。

油井:あ、分かりました。分かりました。

〇〇:はい。何かありましたらと思いまして。すいません。

油井:やっぱり、私がじゃあ、まず答えて、井田さんも何かあったら追加で答えていただきたいですけど、私がやっぱり一番役に立ったのは、意外かもしれないですけど、家の手伝いですね。私、実はレタス農家で、朝早くから夜遅くまで父の手伝いをやってたんですけれども、父と母の手伝いしてたんですけども、そこでよく言われたのは、お父さんとお母さんが考えてることを予想して、先回りして手伝わないと駄目なんだってすごい厳しく言われて、で、そのとおりにやったんですね。そうではないとすごい怒られました。

 で、そういうところは実は非常に大事で、宇宙飛行士に限らずに、どんな仕事をしていてもやっぱり社会でチームとして仕事をすることが多いので、やっぱり上司であるとか仲間、何を求めているのかというのを先回りしてやると、やっぱりチームの一体感が出てきて、チームとして働いて成功すると。

 実際、宇宙飛行士の選抜のときもそういうところはやっぱり、結構見られてたと思いますので、やっぱりお手伝いは大事な要素かなと思います。私はやってて良かったなと。そのときは本当につらくて、もうなんで俺、夏休みないんだろうっていつも思ってましたけど、はい。でも、今考えると、その夏休みがないお手伝いが宇宙飛行士への基礎を作ったというふうに感じてますけど。ですから、大変だけど、お手伝いしてね。みんな、してね。

 どうもすいません。すいません。なんかお父さん、お母さんは拍手してますけど、子供たちは拍手してないような気がしますけど。すいません。

谷:お手伝いのお話、出ましたけど、井田さんにもお伺いできますかね、せっかくなんで。

井田:はい。管制官っていう立場でいいですかね。

谷:そうですね。はい。

井田:もう油井さんが今おっしゃっていただいたこととかなり共通するんですけど、管制官も今、チームで取り組んでいて、チームワークっていうのはもう本当に大事に、油井さん含めた、宇宙飛行士も含めたチームです。で、もう日頃から相手が今、何を困っているかとかっていうのを気遣ってあげたりっていうのを管制チームみんな気を付けているところなんで、油井さんもおっしゃったようにチームワークっていうのを大事にするっていうのがいいんじゃないでしょうか。

油井:そうですね。思いやりです。思いやり。

谷:はい。ありがとうございます。

油井:思いやりが、私よく言うんですけど、夫婦でも一緒ですけど、思いやりが、もうラブなので、それでラブって言ったんですよね。実は。はい。

谷:お手伝いとかを通じてチームワークとか思いやりとかぜひぜひまた機会を作っていただければと思います。ご質問ありがとうございます。

油井:どうもありがとうございました。すいません。本当に。

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最終更新:2016/3/4(金) 19:51
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