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同性カップルが息子を抱く写真が、なぜか逆の意図で使われている

2016/3/7(月) 14:09配信

BuzzFeed Japan

愛の本質をとらえているとして、2014年にネットで話題を呼んだ、同性カップルが息子を抱く写真。この写真が、同性カップルの子育てに反対する人たちによって、全く逆の意図で使用されていた。

2014年、カナダの写真家リンゼイ・フォスターは、同性カップルのB.J. バロンとフランキー・ネルソンが、はじめて息子のマイロに出会った心温まるシーンをとらえた。写真は、すぐにネットで話題となった。

「この写真は、人間の誇りをとらえています。愛には、肌の色も、性別も、性的志向も関係ない。愛とは無条件なものなのです」と、B.J.とフランキーは語った。

それから2年後。写真は、同性カップルの子育てに反対する人たちによって、意図しない方法で利用されてしまった。

イタリアの右派政党「イタリアの同胞」は、この画像をポスターに使用。「この子は親を『ママ』と呼べない。子供たちの権利を守るべきだ」と書かれている。

イタリアにいる従弟から、LGBT家庭の権利を批判するために自分たちの写真が使用されていると知った二人は、「ショックを受け、憤慨した」、とBuzzFeedに話している。

「私たちの写真が、政治的に使われている。息子のマイロが母親を持つ権利を、私たちが否定しているというのです。どう考えても私たちは同意できません!」

この写真を撮影した写真家のリンゼイも、自分の写真が許可もクレジットもなく、ネガティブな方法で使われたことに、いら立ちを隠せない、とBuzzFeedに語った。

ポジティブな理由で適切なクレジットを表示してくれるかぎり、写真の使用についてオープンにかまえている、というリンゼイ。しかし「このように写真を使うのは違法です」と語った。

「B.J.とフランキーが大好きなので、彼らと共に闘います。彼らも私と一緒に闘っています」とリンゼイ。「この画像を使用しているイタリアの人たちに対し、訴訟を起こすことを検討しています」

B.J.は、写真が話題になったことをきっかけに、LGBTの親たちの境遇を知ってもらおうと、代理母をテーマにした子供向けの本を出版した。LGBTの親たちには、ハッシュタグ #WeAreFamily を使って、家族写真を共有するよう求めているという。

「家庭に必要なのは男性と女性の親ではなく、愛情なのです。マイロの人生には愛情があふれています。もし誰もがマイロほどの愛情を受けているとしたら、この世界はずっとよい場所になるでしょうね」

最終更新:2016/3/7(月) 15:25
BuzzFeed Japan