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就職活動、履歴書は手書きがいい? ANAやHISに聞いた

2016/3/7(月) 18:00配信

BuzzFeed Japan

3月1日、来年春の採用に向けた会社説明会が解禁された。面接の開始時期が前倒しされ、短期決戦と謳われる今年の就職活動だが、履歴書は“手書き文字”と“デジタル文字”、どちらで書くべきなのだろうか。ANAとHISに話を聞いた。


「2016年卒マイナビ大学生就職企業人気ランキング」の文系部門では第3位、毎年のように上位を占めるランキング常連のANA。どちらがの方が良いか尋ねてみたところ、「現在、書面でエントリーシートを送ってもらっていますが、正直、どちらでも良いです」と回答。両者で印象が変わることはないという。

「学生さんのやりやすい方で構わないです」など、忙しい就活生にはありがたい言葉を掛けてくれた。


書く方の手間となるだけでなく、読む方の負担にもなり得る手書き文字。それが今もなお支持されるのはなぜなのか。

“手書き”派であるHISにも話を聞いた。「2016年卒マイナビ大学生就職企業人気ランキング」の文系部門、第2位に選ばれたHISでは、手書き文字を指定している。

「面倒くさい分、やる気が計れるんです」。どのくらい時間をかけたのか、きちんと書いているのか。HISでは、やる気を持って志望している人を見分けるために、手書きを指定しているという。

また、「デジタル文字では、人となりが見えづらい」という理由もある。提出書類の中に“好きなように表現する欄”を設けることもあり、そこには絵や図を描いても構わない。手書きでないと伝わらない個性や人柄があると考えているそうだ。

デジタル文字を否定しているわけではなく、「そこを見るのは、サービス業だからこそ」。サービス業という職業を意識し、細やかな点に注目している。手間は掛かるが、そこには尊重すべき価値があるという。

では、就活生はどうしたら良いのだろうか。

就活をサポートする専門家、「キャリタス就活」などの就職情報サービスを提供する株式会社ディスコに聞いた。

「一般的に、手書きの方が印象は良いですね」と担当者は話す。手書き文字だからといって優先されることはないが、印象は変わる。同じ内容なら、丁寧な手書きの方が印象は良いそうだ。

その理由は、「履歴書は選考過程で何度も使うから」だという。履歴書やエントリーシートは出して終わりではなく、最終面接まで面接官の手元に置かれる。良い手書きの履歴書は、繰り返し印象付けられるため、そこに違いが生まれるのだ。

そして、「新卒では特にこの傾向が強まる」ことも一つの特徴だと教えてくれた。新卒の就活生には、中途採用と違い、実績がない。そのため“やる気”や“ポテンシャル”など抽象的なものを見ることになり、その結果、採用側も細部を注視することになるのだという。

企業によって考え方は違うが、今もなお手書き文字の支持は厚いようだ。

最終更新:2016/3/7(月) 18:00
BuzzFeed Japan