ここから本文です

“基板柄”の着物帯 「奇抜な柄」を作るのはなぜ?

2016/3/11(金) 19:44配信

BuzzFeed Japan

基板柄にケーブル柄、一風変わった柄をあつかう大阪の呉服店「ゴフクヤサンドットコム(居内商店)」のTwitter投稿が人気です。どうしてバリエーションある柄を作れるのでしょうか? 社長の居内久勝さんに話を聞きました。

ーー凄い種類の柄がありますね。

Twitterに載せているものは、すべて実物というわけではありません。実は「はめ込み」画像もあります。染める前のイメージを掲載していて、基板柄もそうです。

ーーあれ? では購入できないのですか?

いえ、購入できます。イメージ画像でまずは作って、発注があり次第制作しているんです。まずは着物に興味がない人に「この柄なら着てみたい」「こんな柄もできるんだ」と驚いてもらう。知るきっかけになれればと思い、いろいろ投稿しています。値段も2~3万円が主です。もちろん、仕上がりはイメージ画像とほとんど差はありません。

ーーどうしていろんな柄の着物が作れるんでしょうか?

7~8年前にデジタルプリントを採用しました。デジタルは画像のまま反映できるんです。とはいっても、一般の洋服と同じような染色ではありません。従来からある着物の捺染技術を再現できる専用プリンターを使って、専門の工場(デジナ)で蒸し、水洗い、仕上げ加工まで行います。

ーーゴフクヤサンドットコムのことを教えてください。

昭和40年に両親が創業した呉服屋で、私は2代目になります。大阪市船場に店があり、ネット販売も行っています。


ーー職人よりデジタルの方が技術が高いのでしょうか?

決してそういうことではありません。やっぱり昔ながらの風合いは出せないこともあります。でも逆に、デジタルは画像をプリントできたり、コストを抑えられるなど、着物との相性はいいはず。昔ながらの製法とは棲み分けで、デジタル着物の可能性も追求したいと考えています。

最終更新:2016/3/11(金) 19:45
BuzzFeed Japan