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「ノリスケはクズ論争」の背景に社会の変化?

2016/3/14(月) 17:41配信

BuzzFeed Japan

国民的アニメ「サザエさん」に登場するノリスケさんの、アニメ作中の振る舞いがネット上で話題になっている。BuzzFeedが脚本を担当する雪室俊一さん(75)に話を聞いたところ、「性格が図々しいだけ」と反論。SNS上では、「時代の変遷の一環と見るべきか『ネタにマジレス』と見るべきか」、「現代では受け入れるのは難しい?」、「ノリスケがクズなら寅さんはもっとクズ」などの声が寄せられた。

意見の違いを生んでいるのは、世代の違いだけでなく、ネット特有の「何か」なのか? そこで多くのWEBメディアを運営する編集者の中川淳一郎さんに話を聞いた。

中川さんは、「ノリスケは愛されてるな」と語ったうえで、「フィクションには悪人が登場する。それに対して不快感を抱いたとしても、多分簡単に(ネットに)悪口を書かないと思う。多分、ノリスケを叩いている人は、そこまでノリスケのこと嫌いじゃないのでは?」と話した。

また、雪室さんの対応に関しては、「脚本家の方もそこまで怒らず、『そういう見方をする人もいるんですね』ぐらいの対応でも良かった気がします」とのこと。

中川さんは昨今のベッキーさんや清原和博さん、宮崎謙介さんのなどの問題にも触れた。「『非常識な行動をする人は糾弾していい』というメンタリティがネットにはある。例えば昨今のベッキーさんや、清原和博さん、宮崎謙介さんなども『こいつら容赦なく叩いていいんだよね』のような雰囲気になり、周りが元気に叩いているから自分も! という動きがネット上で発生している」と話した。

「人との馴れなれしい関わりを避けるネット民や若い世代特有の反応じゃないのか」という意見については、「別にそんなことはないと思う」と否定。「若い人だって、ネットでなれなれしく喋りかけてくるし。だから、『非常識人のことは叩いてもいいという社会的コンセンサス』『AさんとBさん独自の人間関係についても、自分に当てはめ、それが非常識と考えたら叩いてもいい、という考え方』ではないでしょうか」と語った。

最終更新:2016/3/14(月) 18:28
BuzzFeed Japan