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都の防災ブックが改めて話題…300ページもあるので読むべきポイントを聞いた

2016/3/17(木) 15:30配信

BuzzFeed Japan

30年以内に、約70%の確率で発生とも予測される首都直下型地震。東京都が配布している防災ブック・東京防災が、「311に改めて呟こうと思って忘れてた。災害時に大変役立ちます」とTwitterで拡散され、話題になっています。【山口 亮】

完全東京仕様の防災ブックとされる同冊子ですが、300ページ以上とかなりのボリューム。東京都の担当者に話を聞いたところ、「全てを読むのは難しいかもしれません……」とのこと。

というわけで、まずどこを読めばよいか教えていただきました。

読むべきは、冊子の目次に小さく記されているオレンジ色の「今やろうマーク」の項目。

すぐにできることには限りがあります。担当者の方は「避難場所やコミュニケーションの方法、備えておくべきモノなど、家族で事前に確認しておくのが良いでしょう」と話します。

例えば82ページから記載される「4つの備え」。「物の備え」「室内の備え」「室外の備え」「コミュニケーションという備え」と4つに分類し、どのように災害に備えれば良いのか記されています。

最小限備えたいアイテムとして水はもちろん、野菜ジュースについても「ミネラルやビタミン不足を補うことができます」とし、備蓄品についてリスト化。父、母、子ども、祖母といった家族を想定した備蓄品リストなども記されています。

備蓄品の他にも、避難の際の家族間コミュニケーションのあり方や、避難先について事前に話し合ってもらえたらとのことでした。

同冊子は11月から一部書店で販売を開始し、3万冊が完売。今月になってさらに7万冊を卸したといいます(販売店舗についてはサイト上で案内)。

全国約100店舗で販売しているとのことですが、AmazonなどのECサイトでの取り扱いはありません。

担当者はこのことについて、「140円で販売している関係上、業者さんにとっては利益がほとんど出ない商品になるんです」と話しました。「主旨に賛同していただいて、手を挙げていただいた業者さんに卸しているので……」

冊子にあるテロをめぐる記述について、「現実的ではない」という声が届くこともあります。

担当者はこの意見について、「そういったご意見をいただくこともありますが、フランスで起こった同時多発テロもありました。身近に感じられる人は少ないかもしれませんが、想定されることです」

冊子配布の狙いについて、「防災意識が定着するような広報・普及活動をしていけたら」と話しました。

最終更新:2016/3/17(木) 15:30
BuzzFeed Japan