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掛布2軍監督を直撃!汚い初勝利発言の真意とは?

2016/3/19(土) 7:41配信

THE PAGE

 阪神の掛布雅之2軍監督(60)が、公式戦4試合目にして初勝利をつかんだ。18日、鳴尾浜で行われたウエスタン・リーグのオリックス戦で、初回に江越、荒木、中谷の3連打で先制点をもぎとると、4番に入っている陽川の2ランなどで着実に得点、開幕登板への調整登板で2軍にきたメッセンジャーが7回1安打無失点に抑えたことにも助けられ、横山、金田とつないで5―0で会心の完封リレー勝利。試合後には、公式戦初勝利の記念ボールにサインを書き入れ、熱狂する観客席に投げ入れた。試合後、目の覚めたミスタータイガースを直撃した。
   

――勝利会見では、「メッセ、メッセ、メッセ、汚い勝ち方と書いておいて」と、発言されました。

「だって、そうやん(笑)。一軍の開幕投手が投げているんですよ。勝っても負けても一喜一憂することはないよ。2軍の役割は、そこがメインじゃないから。それにしてもメッセは良かった。凄かった。ボールに角度があったし、ストレート、チェンジアップ、カーブ、フォークと全部の球種がキレて、コントロールされていた。今シーズンはローテー投手として、そう大崩れすることはないんじゃないか」

――公式戦初勝利の記念ボールをスタンドに。

「現役時代から、そういう記念ボールをとっておくような性格と違うからね。そういうことへの執着がないから。最初からファンにプレゼントしようと思っていた。キャンプ中に安芸の練習試合で初勝利のボールがなくなった、どうのという報道があったけど、まったく気にもならなかったし、あれもファンにあげた(笑)。オールスターの3連発のボールにしても、どっかにいっちゃっている(笑)。こういうものは、オレが持っているより、ファンに喜んでもらった方がいい」

――3連敗スタートでしんどかったのでは?

「ファンの人には怒られるかもしれないが、全然(笑)。普通に、よく眠れていた。ただ、選手は『おれに勝たさなきゃ』とプレッシャーを感じていたのかもしれないけどね。たくさんのファンがスタンドに来てくれているわけだから。今日は、朝のコーチ会議で『選手は懸命にプレーしている。でも、これが、今の選手の力、実力だということ。それを踏まえたうえで、今日、明日の結果をもとめず1年間、トータルで結果を求めていこう。なぜできない? と上から目線で教えることはやめてくれ』という話をした。例えば、一死三塁で走者を返せなかった。どうすることを思い描き、どんな準備をしたか。そういう失敗と反省を繰り返しながら成長していく。1軍経験のあるようなピッチャーにうまくボールを散らされたら、考えて準備がなければ打てるわけがないからね。でも、そういう緊張感でゲームをすることが成長につながるんだ」

――目先の勝利より内容?

「野村克也さんが、『勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし』と言ったよね。でも、これは2軍にはあてはまらない。『勝ちにも不思議な勝ちはなし』なんだ。成功したときも、なぜ勝てた、なぜ打てた、なぜ抑えられたを考えていかないと、蓄積、成長につながらない。きょうは格の違うメッセが投げて勝てた。そうだろ?」
   

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最終更新:2016/3/21(月) 7:29
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