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声帯を摘出したつんく♂さん、徹子の部屋で妻への手紙を公開

2016/3/21(月) 17:22配信

BuzzFeed Japan

昨年、喉頭がんの治療で声帯を摘出したつんく♂さんが、「徹子の部屋」に出演した。これまでに、シャ乱Qのメンバー、モーニング娘のプロデューサーとして同番組に出演しており、今回が11年ぶり3回目の登場だった。つんく♂さんは、パソコンを使って黒柳さんの質問に答えた。

昨年の近畿大学入学式で、声帯の摘出を告白したつんく♂さん。会場のスクリーンには「一番大事にしてきた声を捨て生きる道を選びました」というメッセージが映し出された。

入学式の場で自分の話をすることに迷いはあったとしながらも、「僕は僕のことを正直に伝えるところから始めてみようと思って声帯をとった話をしました」と当時を振り返った。会場には、久しぶりにステージに立つ父の姿を見てもらいたいと、家族も呼んだ。

実は声帯の摘出後、食べ物が喉を通らなくなり、みるみる痩せていったつんく♂さん。手術直後はゴマ粒ほどの大きさでも引っかかりを覚え、水分ですらも逆流し、鼻から出てくるほどだったという。

「赤ちゃんになったような日々で、もう食べるのも面倒になって。さぼってたら妻に『あなたは4月に大学の入学式のステージに立って後輩たちにエールを贈るんでしょ。なのにそんなにげっそりしていたら、逆に生徒があなたの心配をして入学式どころじゃなくなるよ』と言われて」と、妻の一言が食事への意識を変えたと語った。

そんな愛する妻へ手術前日に送ったメールを黒柳さんが読み上げる一幕もあった。以下が内容だ。

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おはよう。いつもいつも本当にありがとう。お前がこれを読むころには、もう、すぐに手術だね。俺の人生にこんなことが起きるなんて思ってもみませんでした。でもそれはお前の方がずーっとそう思っているよね。この病気のことがなくても俺と結婚した当時のことを振り返っては「失敗した」と言ってるくらいなのに。今度は病気で苦労をかけてしまって。

でも俺は45歳にして「もう一度スタートや」と思ってんね。だから「もう無理、なんか言ってもわからないんだから」って作業を投げないで、生まれたばかりの赤ちゃんなんだと思って、俺がわかるまでどんなことも丁寧に教えて。

ホント振り返れば、ここまでにならなくたって済んだはずのポイントがたくんさんあったのはわかってる。でも、ま、やっぱり振り返るのはやめる。ただけっして何かをいい加減にした結果こうなったんじゃないってことだけは覚えておいてな。

これからは今までよりゆっくり歩いてみるから。これからも楽しい人生を送ろう。おまえがいてくれて、子どもたちがいてくれて、仲間もいて、今本当に幸せです。お前の愛の深さも十分に伝わってる。今日はよろしく頼むね。絶対大丈夫だから。俺はお前と出会えて幸せです。じゃ、寝るね。

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つんく♂さんは、声帯摘出を告白してから、子守唄「うまれてきてくれて ありがとう」の作曲とプロデュースに取り組んだ。使命感を覚え、チャレンジすることを決めたという。番組では、歌い手のクミコさんを迎え「うまれてきてくれて ありがとう」が披露された。ギターで伴奏しながら、つんく♂さんは子守唄を力強く口ずさんだ。

最後に、この1年を「人生の新たな一回生として歩んできた」とし、「だから(声を失ったから)こそ見えてくる場面もたくさんあって。今が幸せという言葉が100%正しいわけではないんです。でも今までと違う人生は、これはこれで楽しめるというか、やりがいあるなって思ってます。なので、僕に出来ることを探して、世の皆様と共有できたらと思います」と締めくくった。

最終更新:2016/3/21(月) 17:22
BuzzFeed Japan