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「野球賭博」はアウト、「円陣声出し」はセーフ ルールはどうなってる?

2016/3/23(水) 10:55配信

BuzzFeed Japan

試合の勝ち負けにお金をかける野球賭博問題。日本野球機構(NPB)は「野球賭博」に関わった選手を処分する一方、試合前の円陣声出しでお金をやりとりする行為は処分せず、再発防止にとどめた。判断の違いはどこから来るのか。

NPBは3月22日、巨人所属の高木京介投手に1年間の失格処分を下した。昨年11月にも、巨人の3選手が野球賭博をしていたとして、無期失格になった。

一方、処分がなかったのが、セパ両リーグ7球団で発覚した「円陣声出し」行為だ。この問題は産経新聞が最初に報じ、各社が一斉に追いかけた。

試合前の円陣に参加した選手と、その中心でかけ声を出した選手とが、試合結果に応じて1000円~1万円程度をやりとりしていた。NPBは再発防止策として「野球に関する金銭授受を一切禁止する」旨の通達を出すのにとどめた。

野球賭博とは何か?

プロ野球選手が野球賭博に参加することは、プロ野球界のルール「野球協約」で禁じられている。わざと負ける「八百長」につながれば、プロ野球の土台が崩壊してしまうからだ。
野球協約は、野球賭博について(1)八百長に直結する場合、(2)八百長に直結はしないが将来的に八百長にいたる懸念のある場合との、2つに分けている。

(1)を禁止するのは177条。「所属球団が直接関与する試合について賭をすること」(177条1項6号)がダメだとされている。これをした選手は「永久失格」となり、2度とプロ野球に関われない。

(2)を禁止するのは180条。「所属球団が直接関与しない試合、または出場しない試合について賭けをすること」(180条1項2号)がダメとされているほか、野球賭博常習者との交際などが禁止されている。禁止行為をした場合の処分は「1年間、又は無期の失格」となる。

高木選手が「巨人の試合に賭けていた証拠」はなかった

NPBが3月22日に公開した報告書によると、高木選手は、2014年4月末~5月上旬ごろ、当時チームメイトだった笠原将生選手を介して、野球賭博の常習者たちと野球賭博をした。

賭けの回数は3~4回で、8~9試合の勝敗に関してだった。ただし、所属球団(巨人)の試合に賭けていた証拠はなく、八百長の痕跡はなかったという。

つまり、所属球団が直接関与する試合について賭けをしていなかったため、高木選手は、(2)の180条違反とされたわけだ。

高木選手本人は「ほとんど全部の試合で負け、合計で80~90万円の負けになったので、この賭けをやめた」と供述したという。

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最終更新:2016/3/23(水) 16:56
BuzzFeed Japan