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音速で走る夢の乗り物「ハイパーループ」を知っているか?

2016/4/6(水) 18:29配信

BuzzFeed Japan

人を乗せたカプセルがチューブの中を音速で走る「Hyperloop(ハイパーループ)」。鉄腕アトムの世界のような近未来を感じさせる次世代交通システムだ。今年、米カリフォルニア州で試験トラックの建設が始まる。プロジェクトを進めるハイパーループ・トランスポテーション・テクノロジーズ(HTT)のダーク・アルボーンCEOが、夢の乗り物の舞台裏を明かしてくれた。【BuzzFeed Japan/溝呂木佐季】

3月に東京であった起業イベントPioneers AsiaにアルボーンCEOが登壇し、BuzzFeed Newsのインタビューにこたえた。

ハイパーループは、真空に近い状態まで減圧したチューブの中を人が乗ったカプセルを浮かせて走らせる。最高スピードはなんと音速(時速約1200キロ)だ。 東海道新幹線(時速285キロ)の約4倍で、リニア中央新幹線(時速500キロ)も上回る。

「都市ではゆっくり、外へ出たらスピードアップします。しかも、太陽光や風力など再生可能エネルギー100%。ブレーキの回生エネルギーも使ってね」

「支柱の上に設置するので、土地を買収する費用も抑えられるし、地震にも強い。支柱は既存の鉄道に沿って建てることもできます」

サンフランシスコとロサンゼルスの間を30ドル(約3300円)、36分でつなぐと宣言。日本なら東京-新大阪ほどの距離だ。

「輸送能力は航空機の5倍。8年以内に黒字化できます。太陽光など再生可能エネルギーの発電効率は上昇し続け、安くなり続けるでしょう」

「窓はありません。でも、バーチャルリアリティーを使って車窓を映せば、旅の感覚を持ってもらえます。例えば、映画『ジュラシックパーク』の世界を映すこともできる。配給会社にスポンサーしてもらって、切符は無料にできるかもしれない。乗客は楽しめるし、会社はマーケティングになる」

ハイパーループは、SpaceXやテスラ・モーターズCEOとして日本でも知られる起業家イーロン・マスク氏が2013年に構想を公表し、投資家らがいち早い実現を競う。HTTとハイパーループ・テクノロジーズの2社が大規模な試験走行を計画している。

「サンフランシスコとロサンゼルスの間にあるクエイ・バレーに約8キロの試験トラックを敷きます。今年半ばには姿を現わすでしょう。2018年末~2019年初に完成する予定。ぜひ、みなさん、来てください」

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最終更新:2016/4/6(水) 18:29
BuzzFeed Japan