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マーク・ザッカーバーグ独占インタビュー Facebookライブ動画が創る未来

2016/4/7(木) 6:16配信

BuzzFeed Japan

Facebookは4月6日、誰もが動画を生中継できるサービス「ライブ動画」機能を充実させると発表した。特定グループに限定した配信ができ、リアルタイムで「いいね」アイコンが流れる。ライブ感はこれまで、Facebookが遅れをとっていた分野。SNSの巨人の新たな一歩は、動画配信サービスやテレビなど既存勢力を業界をまたいで巻き込み、ゲームチェンジャーとなるか。

Facebookがライブ動画を立ち上げたのは昨年8月。ワンタップで生中継できるシンプルなものだった。当初は芸能人や報道機関だけに限られていたが、昨年12月に試験的に対象を広げ、今年1月から段階的に世界中へ拡大している。

しかし、そのビジョンが固まったのは今年2月。マーク・ザッカーバーグCEOが育児休暇から復帰後に最初に参加した「M会議」だった。

M会議とは、世界中の開発から営業まで全マネージメント層が集まる会議だ。

M会議に参加したクリス・コックスCPO(最高製品責任者)はこう振り返る。「Facebookが何かを展開するとき、特別な何かの始まりを感じることがある。今回は全員がそれを感じたんだ」

会議に出席したプロダクトマネージメントの責任者フィジ・シモは、こんな表現をしてくれた。「みんなにとって『アハ体験』でした。ザックはこんな感じだったんです。『ちょっと待って。もしこれが本当にすごいことなら、なんでもっとリソースをつぎ込まないんだ?』」

フェイスブックはこれまでも動画に注力してきた。だが、YouTubeで見る動画と大した違いはなかった。だが、ライブ動画は、これまでにない可能性を持っている。

ザッカーバーグは発表の前日、BuzzFeed Newsの電話インタビューに答えた。「わたしたちは大きな決断を下し、ライブ動画に力点を移すことにした。出現しつつある新しいフォーマットだからだ。過去5年、10年、ネット上にあった動画とは違う」

M会議を終えた後、ザッカーバーグは長文のEメールを書いた。これがゴーサインだった。

ビデオエンジニアリングの責任者マハー・サバはこう説明する。「エンジニアは、こんな長くて詳細なメールは仕様書として受け取るものなんだ」

サバとシモが取り組むべきことは大きく二つあった。一つは、ユーザーが触れるプロダクト系の課題。もう一つは、演算能力やネットワーク、ストレージといったインフラ系の課題だ。

不可能ではないが、実現の壁は高かった。サバはこう振り返る。「ザックのメールを読んで、映画『ジョーズ』を思い出したよ。でかいボートが必要だってね」

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最終更新:2016/4/7(木) 6:16
BuzzFeed Japan