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安心してください!! 自営業、フリーランスでも退職金はあるんです

2016/4/10(日) 10:00配信

THE PAGE

 公的年金というのは老後の生活を支えるための手段としては決して万全とは言えないもののそれほど頼りにならないものでもない、ということは以前にお話ししました。公的年金が老後の生活を支えるための大きな柱の一つであることは間違いありません。

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サラリーマンの退職金、企業年金はいわば「給料の後払い」

 今回はそれに加えて老後の大きな柱の一つになる退職金や企業年金についてお話しします。退職金とか企業年金というとサラリーマンだけで、自由業やフリーランスの人は何も関係ないと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。ちょっとした仕組みを作っておけば自営業にも退職金はある、というのが今日のお話しです。

 そもそも公的年金というのは簡単に言えば、保険です。社会全体でみんなの老後の暮らしを支えるという「社会保障制度」です。これに対して退職金や企業年金というのはどんな性格を持っているのかというと、これは「給料の後払い」なのです。

 一般的に自営業やフリーランスの人が「サラリーマンの人はいいよねえ。だって会社から退職金がもらえるんだから」ということをよく言いますが、これはちょっと違います。一般的に、退職金というのは長年勤めた人に対する功労金、言わばご褒美という感覚でとらえられがちですが、そうではありません。あくまでもこれは「給料の後払い」です。

 その証拠に退職金や企業年金のことを会計上は「退職給付債務」と呼びます。そう、会社が従業員に対して負っている債務なのです。最近はこの債務を持つことを嫌って退職金制度を廃止する企業も出てきていますが、その場合は在職中に給料に退職金の積み立て相当分を上乗せして支払う「前払い退職金制度」となっているのが一般的です。

 つまり退職金というのは先に払うか後で払うかは別として本来受け取るべき給料の一部ということなのです。ただし、後払いの場合は会社が積み立てて、そのお金を管理・運用してくれますので、従業員にとっては退職したときにもらえるご褒美みたいな感覚になりがちですが、実際には自分が当然もらえる権利のあるお金です。

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最終更新:2016/4/10(日) 10:00
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