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話題の縦型動画を生んだ3つの工夫 リリスク「RUN And RUN」制作者に聞く

2016/4/8(金) 15:14配信

BuzzFeed Japan

6人組のヒップホップアイドルユニットlyrical schoolによる「RUN and RUN」という楽曲の「縦型」ミュージックビデオが話題を呼んでいます。スマートフォンで見ると、乗っ取られていると錯覚するようなこの動画。制作チームに裏側を聞きました。【BuzzFeed Japan :阿部慶次郎】

ーーどうして、このようなMVを企画したのでしょうか。

2015年頃から、スマホ向け縦型動画が増加傾向にありました。しかし、決定的に横動画とは異なる、縦型動画ならではの特徴を生かしたMVは、まだ世の中に現れていないのではないか。だとすれば、縦型動画にしかできないMVって一体どんなものだろう。それはどんな新しい感覚をぼくたちに与えてくれるのだろう。

……そんな疑問をチームで共有したことが、発想の原点となりました。

ーーなるほど。制作において工夫したのはどのような点ですか。

大きくわけて3点あります。

第1に、誰でも楽しめる動画にすること。

スマートフォンは世界共通のデバイス。だからこそ、実験的でアーティスティックな表現を極めるのではなく、誰でも新鮮な驚きが体験できる表現を目指しました。
トリッキーすぎたり、マニアックすぎるギミックは避けて、スマートフォンの画面で誰もが一度は見たことがある、やったことがある瞬間(例えば、通知が割り込んでくる、SNSをスクロールするなど)をたくさん積み上げていきました。
実際にスマホで再現できない動きは一切入れず、「やろうと思えば真似できる」ほどのリアリティに徹底的にこだわりました。


第2に、心地よい陶酔感を生むこと。

陶酔感を生むために、まずはイントロが重要だと考えました。かなり早い段階(実際には開始20秒以内)で「乗っ取られたかのような」驚きを与えることを目指しました。
その上で、アプリを行ったり来たりしながら、時にはデジタルUIをアナログに変換しながら、次々と意表を突く表現で、視聴者の感覚をブンブン振り回すことを目指しました。
また、歌詞の内容や曲の盛り上がりも十分に意識しました。単に混乱を増やしていくのではなく、歌詞を細分化した上で気持ちよく積み重ね、「ため」を作り、エモーションを高め、一気にエンディングまで駆け抜けていくことで、カタルシスを作り上げました。

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最終更新:2016/4/8(金) 15:14
BuzzFeed Japan