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熊本で震度7 気象庁会見14日午後11時半(全文1)今後1週間、余震に注意

2016/4/15(金) 11:56配信

THE PAGE

 14日午後9時26分ごろ、熊本県を震源とする地震があり、熊本県益城町(ましきまち)で震度7を観測した。気象庁によると、震度7の地震は九州地方では初めて。14日深夜に会見した同庁地震津波監視課の青木元(げん)課長は、今後1週間ほどは震度6弱程度の余震が続く可能性があるとして警戒を呼びかけた。

【中継録画】熊本で震度7 気象庁が会見

余震にも注意

NHK:幹事社のNHKです。青木さん、よろしくお願いします。

青木:先ほど、本日21時26分ころ、熊本県熊本地方で地震がありました。この地震で最大震度7を観測しています。とても強い揺れを観測しております。現地では被害も発生しています。また、現地の方は周りの状況を確認していただいて、危険な状況が、ところがございましたら、なるべく安全なところに移動するなど、身の安全を図っていただきたいと思います。それから現在、余震が非常に多く発生しています。今後も震度6弱程度を観測するような余震が1週間程度発生する恐れがありますので、十分余震にも注意していただきたいと思います。

津波の心配ない 内陸で発生した地震

 それでは、資料についてご説明します。地震の、まず検知時刻ですが、本日4月14日21時26分。発生時刻も同じく21時26分。マグニチュードは6.5になります。そこを緊急情報としては6.4で発表しましたけども、その後の精査の結果、6.5になっております。場所は熊本県熊本地方。深さは11キロ。発震機構は南北方向に張力軸を持つ横ずれ断層型です。震度、観測された震度ですけれども、最大震度は7。熊本県の益城町で観測しております。このほか、玉名市、西原村、宇城市、熊本市で震度6弱を観測したほか、中部地方の一部から九州地方にかけて震度5強から1を観測しております。

 防災上の留意事項といたしましては、この地震による津波の心配はありません。内陸で発生した地震です。揺れの強かった地域では家屋の倒壊や、土砂災害などの危険性が高まっている恐れがありますので、今後の余震活動、また降雨の、雨の状況ですね。に、十分注意していただきたいと思います。

 現在、余震活動の状況ですけども、14日、23時10分現在、震度3以上を観測する余震が14回発生しています。そのうち、最大震度6弱を観測したものが1回。震度5弱を観測したものが1回、震度4が7回、震度3が5回となっています。また、長周期地震動の状況でございますけれども、熊本県熊本地方では長周期地震動階級、3を観測した地域があります。これらの地域の高層ビルの高層階、上のほうの階ですね。では、立っていることが困難になる。固定していない家具が移動するといったことがありますので、不安定なものが倒れることがあるなど、相当に大きな揺れになった可能性があります。

 また、緊急地震速報の発表状況ですが、この地震に対し、地震検知から3.8秒後の21時26分42.5秒に緊急地震速報の警報を発表しております。それでは、少し詳しめの資料についてご説明します。

 まず震度分布図になりますが、最大震度7を観測しており、その周辺でも広い範囲で6弱、震度6弱を観測していることが分かります。また、次に推計震度分布図ということで、これは震度計のない地域も含めて地震の揺れ、震度を想定、推計したものですが、これを見ても熊本県熊本地方の広い範囲で揺れ、強い揺れを観測、感じているといったことが考えられます。また、続きまして、発震機構解ということでメカニズムですが、南北方向、この縦ですね。南北方向に張力軸を持つ、引っ張りの力を持つ横ずれ断層型として発生しています。この地方では一般的なメカニズムになります。

 次の資料ですが、発生場所の詳細です。今回の地震、ここになりますけども、通常から比較的地震活動のある微小地震ですが、小さい地震ですけども、通常から地震活動のある地域で発生しています。今回の地震がマグニチュード6.5、深さ11キロということで発生しております。

 また、その近く、ちょっと南西側ですけども、2000年の6月8日にマグニチュード5.0という地震が発生して、最大震度5弱が観測されています。それから、今回の地震が発生したところ、近くに活断層がございます。布田川断層帯とか、日奈久断層帯といった活断層がございます。すぐ近くで今回の地震発生しておりますけども、現時点でこれらの活断層との詳しい関係は不明です。今後の調査になります。

 続きまして、もう少し古い地震、時代からの過去の地震活動ですけども、1885年以降の地震活動をこの図で示しております。マグニチュード6以上の地震について示しておりますが、今回の地震のすぐそばで、すぐそばといいますか、近くで1889年7月28日にマグニチュード6.3という地震が発生しています。ここですね。マグニチュード6以上を観測するような地震は、この地方、少ないことは少ないんですが、何回かは発生しているということになります。

 次の資料ですけども、これは今日の地震、本震が発生したあとに余震の状況を自動的に決めたものでございます。自動震源と申しますけども、自動的に決めた震源を示したものです。活断層がございますけども、その活断層の近くで余震も起きている。ある程度、帯状に起きているという様子が見て取れるかと思います。余震の回数も多く発生しています。

 次の資料ですが、長周期地震動階級の分布図です。熊本県熊本で長周期地震動階級3を観測しています。また階級2を佐賀県南部、長崎県島原半島で観測しております。

 次の資料ですが、緊急地震速報の発表の内容です。緊急地震速報、地震検知から3.8秒後に第1報を発表しています。この段階から警報ということで第1報から警報ということで発表しております。次はその続きですね。最後のページになりますけども、緊急地震速報を、警報を発表した地域を色で示しています。塗っています。あと、発表から主要動の到達までの時間を円で示しています。

 資料の説明は以上ですけども、冒頭でもお話ししましたように大変強い揺れを観測しました。被害も発生しています。まだ危険な状況が続いておりますので、周りの状況をよく確認して、危険なところにいるようでしたら、なるべく安全なところに移動して、身の安全を図ってください。また、余震も多数発生していて、今後も震度6弱程度を観測するような余震が1週間程度は発生する可能性がございますので、余震にも十分注意していただくようお願いします。私からの説明は以上です。

最終更新:2016/4/16(土) 0:04
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