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二度と戻れない家から、一つだけ持って出たものは? これが実際に選ばれたものだった

2016/4/15(金) 6:30配信

BuzzFeed Japan

二度と戻れない家から、一つだけ持って出るとしたら、あなたは何を選びますか?母国から逃げざるを得なかった人たちが実際に家から持ち出したものを展示する「難民コレクション」が、4月15日から3日間、東京・渋谷のWhite Space Omotesandoで開かれる。【BuzzFeed Japan / 山光瑛美】

会場には100を超える品物が展示されるが、ここでは一部を紹介する(説明文は展示からの引用)。

ボロボロのサッカーボール:ミャンマーのリー・レイさん(20)

「リー・レイは軍人に脅かされた記憶を忘れるためによくこのボロボロのボールでサッカーをしていた。彼は少数民族の一人であるため村から追い出された。リーはレフュジー(難民)の窮状を喚起するためにこのサッカーボールを寄付しました」

ボロボロのペン:ミャンマーの女性(17)

「無名の彼女は、友人たちに自らの脱出経験を語るため、毎日毎日このペンを使い手紙を書いた。しかし、それらの手紙は投函されることなく、ジャングルを抜けタイへと向かう途中に渡った川で、全て無くしてしまった」

ボコボコのヘアワックスの入れ物:ミャンマーの男性(43)

「この無名の男性が少数民族であると隣人が知った時、彼は村から追い出された。数日後、彼が村に戻ると自宅は焼かれていた。焼け跡から使えるものを拾い、ジャングルを抜けタイに向かう道のりで食料と交換したり、雨風を避けるためにそれらを使った。その道のりの最後で唯一手にしていたものは、このヘアワックスの入れ物だった」

欠けたコップ:エチオピアのジェニさん(21)

「ジェニはこのコップを持って、より良い人生を求めた。彼女が被害をうけた性暴力、正確に言えば30歳も年上の夫から受けた暴力から逃れるために」

壊されたギター:ミャンマーのウー・レイさん(18)

「ウー・レイは弦が切れ音程がずれているにも関わらず、このギターを手放さなかった。気ままに音楽を愛することができた頃を忘れないためだった。タイに向かうことを余儀なくされた彼の唯一の所持品」

ボロボロの歯ブラシ:ミャンマーのキ・レイ・サエさん(11)

「キ・レイ・サエは少数民族であるためにビルマ軍に追われ、家族と故郷から逃げる際、この歯ブラシを家族と一緒に使った。その道半ば、汚れた川の水でしか歯を磨くことができなかった」

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最終更新:2016/4/15(金) 6:30
BuzzFeed Japan